夏野菜の代表であるトマトは家庭菜園でも人気ですよね。
我が家の近くの市民農園でもトマトを植えている風景をよく見ます。
家庭菜園でトマトを育てている所の多くが、トマトの裂果と疫病予防などの為に雨よけトンネルをしています。
この雨よけセットは、セットで購入すると数千円〜1万円以上するのですが、実は100均の支柱などを使って作れるって知ってましたか?
必要なものを買い揃えると1000円以上にはなるのですが、それでも既製品を購入するよりは安いんです!
家庭菜園の規模だと備品にあまりお金はかけたくないので、100均が活用できるのは嬉しいですよね♪
今回は、元農家の娘の私が、100均の商品でトマトの雨よけトンネルを作る方法について紹介します。
トマトの雨よけを購入しようと検索していたあなたは、ぜひ読んでみてくださいね。
トマトの雨よけを100均の商品で作る方法
では、早速100均の商品を使ったトマトの雨よけトンネルの作り方をご紹介していきますね!
100均は小さい店舗だと取り扱いのない商品もあるので、大型の店舗で商品を購入することをおすすめします。
一人でも簡単に組み立てられるくらいシンプルな手順で作れますよ♪
今回は100均の中でもダイソーで購入できる商品でご紹介していきます。
トマトの雨よけトンネルを作成するために使うものは以下の通りです。
<用意するもの>
- 連結支柱(ジョイント支柱)
- 連結アーチ支柱
- 回転式ジョイント
- トンネルパッカー
- クロスジョイント
- ビニール
このうち、ビニール以外はダイソーなどの100均で購入できます。
ビニールはホームセンターで購入できますが、安いものでも1,000円以上します。
もっとコストを抑えたい場合は100均の透明テーブルシートでも代用できますよ。
作り方の手順は以下になります。支柱で基礎を作ったあとビニールをかけるだけなんです!
<手順>
- 連結支柱と連結アーチ支柱を接続させる(連結支柱の数はお好みの高さになるまで)
- 1を3つほど作り、トマトが植えてある所をまたぐように差し込む(トマトの畝が長い場合はもう少し多めに作る
- クロスジョイントを支柱の横側につけていく
- アーチのてっぺんにもクロスジョイントをつけていく
- 横側のクロスジョイントとアーチのてっぺんのクロスジョイントそれぞれに支柱をはめ込んでいく
- ビニール、もしくは透明テーブルシートを被せてトンネルパッカーで固定する
以上でトマトの雨よけトンネルの完成です!簡易的ですが、これで、トマトの実や葉っぱ、茎が雨に濡れるのを防げます。
トマトの雨よけをする理由は?
トマトの雨よけをする理由としては以下のようなことが言われています。
- トマトの裂果を防ぐため
- 土壌細菌による病気から守るため
- 甘いトマトにするため
大雨などで急に根から吸収される水分量が増えると、トマトの実が一気に大きくなることで亀裂が入ってしまうことがあります。
収穫間近のトマトに亀裂が入るとショックが大きいですよね。
土の中にいる土壌細菌が、雨による泥ハネでトマトの葉や茎、実につくことで青枯れ病や灰色カビ病などの疫病にもなってしまう可能性があります。
また、トマトは、水を絞って育てた方が美味しくなるので、雨でたくさん水を吸収してしまうと、味が薄いトマトになってしまうのです。
美味しくて健康なトマトを育てるために雨よけをする事をおすすめします。
トマトの雨よけをコメリで買ったらいくらになる?
トマトの雨よけのメリットは分かったけれど、材料がセットになっている商品の方が便利と思われましたか?
そんなあなたの為に、ホームセンターのコメリで購入するといくらくらいになるのか参考までにご紹介しますね!
今回100均の商品で作ったような支柱を使った「トマトの雨よけセット」は、コメリで購入すると税込3,480円になります。
コメリのオンラインショップにある「トマトの雨よけセット」の詳細は以下のとおりです。
連結パイプ(Φ20×1,800mm):3本
ジョイント(Φ12.7×100mm):3本
フックバンド(Φ20mm):9本
ミニパッカー(Φ20mm用):10個
専用シート:1枚ケース入数:4
今回は、沖縄県以外の46都道府県に店舗のあるコメリの商品を参考にしました。
コメリはオンラインショップもあるので、近くに店舗がない場合もネット購入可能です。
ネットで注文し、コメリの店舗で商品を受け取りの場合は送料が無料になりますよ♪
トマトの雨よけは台風の時は外すべき?
今回ご紹介したトマトの雨よけは簡易なものになります。
台風の際は風で雨よけのビニールが飛んでいってしまう危険もあるので、ビニールは取り外すようにしましょう!
大型の台風の場合はトマトの雨よけの基礎となる支柱なども飛ばされたり折れたりする可能性もあります。
台風の強さを考慮して、外した方が良さそうであれば支柱も取り外して置きましょう。
トマトは雨や風を直接受けることになりますが、折れた支柱がトマトを倒してしまったり、近隣の畑に飛んでいってしまったりする方が危険ですよね。
収穫直前のトマトは少し若めでも台風前に収穫してしまうのがおすすめです。
台風で雨よけを外さなくてはいけないのは残念ですが、台風の発生は7月頃からで、ピークは9月頃になることが多いですよね。
7月に台風が来てしまったとしても、6月の梅雨の時期は雨よけがおおいに活躍してくれるかと思います。
まとめ
- トマトの雨よけは100均の商品を使って作ることができる
- ホームセンターでも購入することはできるが、100均の方がコストを抑えられる
- トマトの雨よけを設置することによってトマトの裂果や疫病を防ぐことができる
- トマトの雨よけは台風で飛ばされないように台風時は外しておいた方がいい
100均は、様々なものが購入できて本当に便利ですよね。
トマトの雨よけを購入しようとしていたあなたにとって、この記事が少しでも参考になれば幸いです。