50代一人暮らしの楽しみ方とは?生活費の目安からおすすめの間取りは?

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人生100年時代の50代は、まさに人生のど真ん中。定年も60歳から65歳、さらには70歳へと延び、50代は現役世代もど真ん中といえるでしょう。

人生の酸いも甘いもたくさん経験し、人間としての深みを増した50代の一人暮らしには、楽しみ方がいっぱいです。

その反面、老後の資金・健康面・定年後の生活など具体的な不安を目前にし、モヤモヤとしてしまうことも多いのではないでしょうか。

今回は、50代一人暮らしの楽しみ方のヒントや生活費の目安、おすすめの広さや間取りをみていきます。

あなただけの楽しみ方をみつけ、素敵な50代の一人暮らしの時間を重ねていきましょう♪

50代一人暮らしの楽しみ方とは?

人生の折り返し地点ともいえる50代の一人暮らし、なんだかワクワクしませんか?

不惑の40歳を過ぎ、50代は知命の年代といわれます。知命「天から与えられた使命を悟る」というと、なんだか大げさかもしれません。

しかし、確かに20代や30代の頃と比べて、社会やあなた自身との付き合い方に慣れ、人生についての考えが深くなってきていると思いませんか?

そんな中で過ごす50代の一人暮らしには、あなたならではの魅力がいっぱい詰まったものになるはずです。

ここでは、あなたらしい生活を作るヒントをいくつかご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

人付き合いを大切に

一人暮らしの楽しみ方で1番ともいえるポイントが、「人付き合い」です。

「人付き合いが苦手だから一人暮らししている」そんなあなたも、最低限の人付き合いだけは大切にしましょう。

実は一人暮らしの大敵は「孤独」といわれています。孤独を感じることで、不安を抱えて一人暮らしを楽しめなくなってしまうこともあるのです。

人付き合いを楽しんでください。人付き合いが苦手なあなたは、無理に楽しもうとしなくて大丈夫です。今ある人間関係を大切にしていきましょう。

誰かとつながっている、この安心感こそが充実した一人暮らしをさせてくれますよ♪

手仕事を楽しむ

自炊や、生活用品をハンドメイドするなど、小さな手仕事を楽しんでみましょう。

自炊は健康にもつながり、長く一人暮らしを楽しむための身体づくりにもつながる楽しみ方です。

また、ちょっとした小物などの生活用品を、できる範囲でよいので手作りしてみましょう。

「つくる」ことの最大のメリットは、「没頭する時間」をもたらしてくれることにあります。

何かに没頭して夢中になると、悩みがあってもその時だけは忘れられたりしませんか?

手仕事は生活にメリハリを与え、あなたの心の健康にもよい影響を与えてくれるでしょう。

家にあるものや100均などで材料を揃えることで、お金もかけずに時間と生活を楽しむことができますよ。

動物や自然とのつながりを楽しむ

動物や自然とのつながりを生活に取り入れるのも、おすすめの楽しみ方です。

犬や猫などのペットを飼うのもいいのですが、マイペースな一人暮らしにはちょっと、という場合もあるでしょう。

そんな時は、鳥やハムスター、観賞魚のような、比較的お世話の手間がかからないペットがおすすめです。

一人暮らしは単調になりがちです。単調な生活を繰り返すことは、人間の精神にとってあまりよい影響を与えません。

あなた以外の生活のリズムが少し入ることで生活にメリハリと癒しが生まれますよ。

ペットはちょっと、というあなたには植物を育てることをおすすめします。植物を育てると、家の中にいながらにして季節感を感じることができます。

また、ハーブなどの料理に使える植物は香りがよく、生活に役立てることができていいですよね。

私の個人的なおすすめは、「小さなビオトープ」です。少し大きめの水が漏れない鉢に、水を張りその中で水草や睡蓮、メダカやヌマエビなどを育てます。

基本的に水替えは必要なく、水を張ってあるので「水やりを忘れた」と植物を枯らしてしまう心配もありません。

メダカへのエサやりは必要ですが、他の小動物と違ってトイレ掃除の手間もありません。

水の中で軽やかに泳ぐメダカやヌマエビの姿が優雅で、みていると時間のたつのを忘れてしまいますよ♪

50代一人暮らしをするポイントは?

一人暮らしは自由気ままで楽しいものですが、健康やお金にまつわる不安も多いものです。

不安を少なくし、一人暮らしを満喫するポイントをみていきましょう。

どの不安に対しても、心と身体が健全な今のうちにしっかりと向き合っておくことがとても大切です。

〈お金の不安に向き合う〉

多くの人にとって、お金にまつわる不安は多いものです。

老後が目前に迫った50代、老後の資金が心もとなくては、今の生活を楽しめなくなってしまう原因になりかねません。

漠然と貯蓄や投資をするのではなく、具体的な老後を見据えたマネープランを立ててみましょう。

例えばあなたが女性なら、平均寿命の87歳まで生きると仮定し、それまでに必要な老後費用を試算してみましょう。

健康寿命は75歳となっていますので、87歳までの12年間は多めに計算してみると安心です。

行政によっては無料相談窓口を設けている場合もありますので、活用してみてもいいですね。

ポイントは、「知る」ことです。漠然とした不安に向き合い、今からできることを知っておきたいですね。

〈身体の不安に向き合う〉

健康寿命の話をしましたが、健康寿命は長くすることができます。

健康寿命とは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことをいいます。

平均寿命と健康寿命との差の期間、すなわち「不健康な期間」は女性なら12年、男性なら8年という数字が出されています。

男性の場合、健康寿命は72歳と女性よりも3年短いのですが、平均寿命も81歳とさらに女性より短いためにこのような結果になっています。

老いていくことで健康を損なうことは避けては通れませんが、できるだけ自分の力で思うように生活していきたいですよね。

そのためには、50代の身体の不安と向き合い、健康に配慮した生活を送ることがポイントです。

適度な運動はもちろんのこと、まずは食事から見直してみましょう。

生活サイクルで見直したことを、誰にも気を遣わずにすぐに実行できるのも一人暮らしならではのメリットですね。

〈心の不安に向き合う〉

健康に気をつけていても、病気や体調不良になってしまうことは誰しもあるものです。

特に50代は、更年期障害がみられる年代でもあるため、今までになかった体調不良に悩まされることがありますよね。

更年期障害は、心の健康にも影響を大きく与えます。今まで感じたことのない体調不良やうつ感から、心が大きく揺れてしまうこともあるでしょう。

一人暮らしには、不安をひとりで抱え込んで大きくしてしまいやすいデメリットがあります。

周りの人とのつながりを大切にしたり、生活の楽しみをしっかり持っておいたりすることで、心の不安を和らげることができます。

50代一人暮らしの生活費ってどのくらい?

50代の一人暮らしにはどのくらいの生活費がかかるのでしょうか?

目安として、住居費を除いて50代の一人暮らしには約15万円の生活費がかかります。

表をみながら具体的に見ていきましょう。下の表は総務省統計局が毎月実施し、四半期ごとに公表している家計調査を抜粋してまとめたものになります。

一人暮らしの男女、年齢階級別に1か月あたりの生活費の調査結果が公表されています。

 35-59歳単身世帯男性女性
食費42,88846,35137,397
水道光熱費10,5499,43412,316
被服費4,5143,3706,328
保健医療費6,0645,4067,109
教育娯楽費16,02014,34218,690
交通・通信費24,36926,70120,673
その他消耗品等39,84035,34446,962
合計144,244140,948149,475
総務庁統計局2022年データより抜粋

50代を含む一人暮らしの男性の方が、女性より食費や交際費が高くなる傾向があり、総合的には女性の方が被服費や消耗品費などに出費が多く、1万円ほど高い傾向がみられます。

15万円という目安に、あなた自身の住居費や趣味にかかる費用を計算して、参考にしてみてくださいね。

50代一人暮らしの間取りや広さのおすすめは?

一般的に一人暮らしに最低限必要な部屋の広さは25平米、快適さを求めるなら40平米以上だと言われています。50代も同じと考えてよいでしょう。

畳に換算して言い換えると、15畳~25畳ほどの広さが一人暮らしに快適な広さだと言えます。

50代の一人暮らしの場合、間取りがあまりにも広すぎると維持管理が行き届かないデメリットがあります。

50代のあなた自身のライフスタイルに合わせた、適切な広さの間取りを考えてみましょう。

〈25平米の場合〉

コンパクトな部屋のメリットは、なんといってもコストを低く抑えられることにあります。

広い部屋よりも家賃が安いことはもちろんですが、掃除の手間や光熱費もコンパクトになります。

その分の時間やお金を有意義に使って、楽しみを増やすことができるのも嬉しいですよね。

25平米の間取りは1DK(1部屋+ダイニングキッチン)もしくは1K(1部屋+キッチン)の間取りの場合がほとんどです。

コンパクトとはいっても、ベッドやテレビ台、ソファなどを置く余裕は十分にある広さですので、安心ですね。

食事ができるキッチンスペースと居室をわけた間取りになっているので、来客時に見せたくない水回りを隠すこともできます。

〈40平米の場合〉

40平米の間取りは1LDKがほとんどです。25平米の場合は、1DK(1部屋+食事ができるキッチンスペース)でした。

40平米になると、このDKがLDKになります。LDKとは、リビングとダイニングとキッチンが一つになった部屋をさします。

ワークスペースや趣味の部屋を確保したい場合や、来客が多い場合などはこちらの間取りを選ぶとよいでしょう。

まとめ

  • 50代の一人暮らしは自分らしい楽しみ方がたくさんある
  • 一人暮らしの生活を単調にさせない要素が楽しみ方の大切なポイントである
  • 50代の一人暮らしの楽しみ方には人付き合いや手仕事などがおすすめ
  • 50代の一人暮らしは老後の資金や心身の健康への不安にしっかり向き合って対策することがポイントである
  • 50代の一人暮らしにかかる生活費の目安は住居費を除いて15万円である
  • 50代の一人暮らしに快適な間取りは15畳以上の1DKか1LDKである

人生100年時代、50代は人生の後半戦のスタートです。

「10代や20代の時のように1日疲れ知らず」とはいきませんが、時間やお金の使い方はどんどんうまくなっているのではないでしょうか。

「あなた」という人間との付き合いももう50年、どんな日々を重ねていきたいのか、その答えはあなたが1番よく知っているはずです。

快適で心豊かな50代の一人暮らしスタイルを築いていきましょう♪