離乳食初期は食材の順番に注意!!必ず10倍粥から食べ始めよう!!

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生後5ヶ月に近づくにつれ、赤ちゃんの離乳食について気になり始めますよね。

いつから・何を・どれくらい・どのような食材を調理して・どの順番で食べさせればいいか、不安ではないですか?

そんな不安を解決するために離乳食初期に、どのような食材をどの順番で食べさせていけばよいのかご紹介します。

これまでミルクを口にしていた赤ちゃんが、どのような食事を好んで食べるのか成長が楽しみですよね。

これから大きく成長してくれるよう、離乳食初期から安全な食事を与えることが必要です。

では離乳食初期に食べさせて良い食材の調理方法・慣れてきた時の食べさせる順番をご紹介していきます。

初めてのことで悩む時期かと思いますが、一緒に頑張りましょう!

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離乳食初期は食材の順番に注意!10倍粥から開始!

ミルクのみを1日数回飲ませていた赤ちゃんの食事から離乳食を食べさせるようになる時期が、一般的に生後5ヶ月目以降と言われています。

離乳食を食べさせるようになる生後5ヶ月目から6ヶ月目までを「離乳食初期」と呼んでいます。

離乳食初期の時期は初めての離乳食なので、どんな食材をどのように調理しどの順番で与えていけばよいかわからないですよね。

離乳食初期に赤ちゃんに食べさせる食材は、お米→野菜→タンパク質類の順番で挑戦してください。

一番初めに挑戦するお米はおかゆにすることで消化吸収がよく、アレルギー反応の心配がないため母乳・ミルク以外を口にしたことのない赤ちゃんの胃腸に安心安全の食材です。

おかゆはどのように調理すればいいの?

おかゆと言っても大人が食べているおかゆと同じものを、離乳食初期の赤ちゃんに食べさせるわけにはいきません。

まだミルク以外を口にしたことがない赤ちゃんが、食べやすいよう手を加える必要があります。

お米をどのように調理し離乳食初期に赤ちゃんに食べさせるおかゆにすればいいのか、ご説明していきますね。

おかゆの調理法

離乳食初期に赤ちゃんに食べさせてあげる食材で一番最初に使用するべきお米は、おかゆにして食べさせてあげてください。

おかゆは離乳食初期・中期・後期すべての時期に推奨されている離乳食になるので、時期に合わせた調理法で赤ちゃんに与えてくださいね。

今回は”離乳食初期”のおかゆの調理法として推奨されている、10倍粥の調理法を3選ご紹介します。

①お米×鍋

<材料>

  • お米:75g
  • 水:1000㏄

<作り方>

  • 洗ったお米の水気を切り、鍋に入れ水1000㏄を注ぎ約30分つける
  • 鍋に蓋をして、強火で火をかける
  • 沸騰したら弱火にし、蓋をずらし吹きこぼれないように約50分煮る
  • 約50分経過したら、火を止め蓋をし10分ほど蒸らす
  • 1食分ずつの小分けにして、冷凍保存をする

②ご飯×鍋

<材料>

  • ご飯:30g
  • 水:200㏄

<作り方>

  • 鍋にご飯と水を入れ、加熱前に箸でほぐす
  • 蓋をして強火で煮て、煮立ったら蓋をずらして弱火にし約20分ほど蒸し煮にする
  • 約20分経ったら火を止め、10分ほど蓋をしたまま蒸らす
  • 1食分ずづの小分けにして、冷凍保存をする

③ご飯×電子レンジ

<材料>(1食分)

  • ご飯:小さじ2
  • 水:大さじ2

<作り方>

  • 耐熱ボウルにご飯と水を入れて、端を少し開けラップをする
  • 電子レンジで2分加熱し、加熱終了後約10分蒸らす
  • 赤ちゃんの好みに合わせて、すりつぶし滑らかな口当たりのおかゆに仕上げる

以上がお米・ご飯を使用した10倍粥の作り方3選になります。

赤ちゃんの様子をうかがいながらおかゆを毎日作ることは非常に大変だと思うので、①もしくは②の作り方で1週間分作り冷凍保存することをおすすめします。

無理せず冷凍保存を活用しながら、10倍粥を離乳食初期の食事にしてくださいね。

おかゆに慣れたら野菜に挑戦

10倍粥に慣れてくれば次に挑戦する食材は、野菜になります。

野菜に挑戦する時期の目安は10倍粥を食べ始めて1週間が経過したころですが、赤ちゃんが嫌がればもう少し様子を見てください。

離乳食の目的は赤ちゃんが食事に慣れることなので、無理せず赤ちゃんのペースに合わせることを心がけましょう。

10倍粥に慣れたら、どの野菜をどのように調理すればいい?

10倍粥に慣れた離乳食初期の赤ちゃんには、野菜を滑らかな状態にしたポタージュやペースト状に調理して食べさせてあげてください。

今回は野菜のおすすめ調理法を2選ご紹介します。

①人参のペースト

<材料>

  • 人参:お好みの量
  • 湯冷まし

<作り方>

  • 皮をむいたニンジンをやわらかくなるまで茹でる
  • 茹でた人参をすりつぶし、湯冷ましを加えてとろとろになるまでのばす

②かぼちゃのとろとろ煮

<材料>

  • かぼちゃ:お好みの量

<作り方>

  • かぼちゃのワタを取り耐熱容器に入れ水を加え、ラップをふわっとかけて電子レンジで加熱する(潰せる固さになるまで)
  • 皮をとりすり潰す
  • 水(小さじ1)を加えてのばし混ぜ合わせる

人参とかぼちゃを使用した調理法をご紹介しました。

離乳食初期の赤ちゃんは、まだ食事になれていないのでスプーンひとさじずつを食べさせ赤ちゃんの様子を観察しながら食べさせてあげてくださいね。

野菜に慣れたらタンパク質に挑戦

離乳食の野菜に慣れれば、次はタンパク質の食材に挑戦しましょう。

タンパク質の食材を食べ始める時期としては、離乳食を食べ始めて3週間目以降になります。

離乳食初期にタンパク質を摂取するために使用するおすすめの食材は、豆腐や白身魚です。

豆腐・白身魚を使用した調理法をご紹介しますね。

①とろとろ豆腐

<材料>

  • 絹ごし豆腐
  • お湯

<作り方>

  • 絹ごし豆腐を沸騰したお湯で1‐2分茹でる
  • 粗熱を取り滑らかなペースト状になるまですりつぶす
  • お湯とすりつぶした絹ごし豆腐を合わせポタージュ状にする

②しらすのとろとろ

<材料>

  • しらす

<作り方>

  • 耐熱容器に入れたしらすが浸るくらいお湯を加え2,3分置く
  • お湯を切り水(大さじ1)を加え、ふんわりラップをしてレンジで30秒加熱する
  • 水気を切ってしらすを潰し、水(小さじ1/2)を加えて混ぜ合わせる

豆腐と白身魚を使用した調理法をご紹介しました。

タンパク質の食材を食べられるようになれば、離乳食を食べさせる回数を増やして食事に慣れさせてあげてくださいね。

離乳食初期食材一覧

離乳食初期(生後5ヶ月目~6ヶ月目)はおかゆを1日に1回食べさせてあげることから挑戦し、慣れてくれば野菜、タンパク質類の食材へ挑戦していきます。

それぞれの食材を1日1回ずつ食べさせてあげ、アレルギー反応がないか確認します。

アレルギー反応がなければ、次の食材へ進みタンパク質の食材まで到達すれば1日に与える離乳食の回数を増やしてみてください。

赤ちゃんの好きなもの・苦手なものが目に見えてくるかもしれません。

この章では、今回ご紹介した離乳食初期に食べさせるべき食材を一覧表にして記載しておきますので、困ったときはぜひこのページを確認してくださいね。

期間 食材 回数
1週間目 10倍粥 1日1回
2週間目 10倍粥+野菜 1日1回
3週間目 10倍粥+タンパク質食材 1日1回
4週間目以降 10倍粥+野菜+タンパク質食材 1日2回ずつから回数を増やす
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離乳食初期の食材の増やし方は小さじ1ずつ増やそう!

離乳食初期(生後5ヶ月目〜6ヶ月目)の赤ちゃんに離乳食を食べさせる目的は、食事に慣れることです。

食事に慣れることを目的としているため、赤ちゃんの様子を見ながら離乳食に変化をもたらす必要があります。

しかし初めての離乳食となると「どの食材をどのように増やしていけばいいのか」という、食材の増やし方の観点で悩みますよね。

結論から申し上げると、1日おきにひとさじずつ食べさせる量を増やし、1週間間隔で食材の量を増やしていきましょう。

食材の量を10倍粥だけから野菜・タンパク質食材と増やしていくと食べる量も必然的に多くなります。

あくまでも離乳食初期の目的は「食事に慣れること」なので、赤ちゃんの様子を見ながら食べさせてあげてください。

では、具体的な離乳食初期の食材の増やし方をご説明していきますね。

離乳食を始めるタイミング

離乳食っていつから始めればいいの?

生後5ヶ月目〜6ヶ月目の赤ちゃんに以下3点の変化が現れれば、離乳食をスタートするタイミングです。

  • 首がしっかりと座っており、椅子に座ることができる
  • スプーンなどを赤ちゃんの口に押し当てても、スプーンなどを押し返したりしない
  • 大人が食べる食べ物に興味を示すようになった

以上3点が赤ちゃんに見受けられれば、離乳食をスタートするタイミングです!

あくまでも離乳食初期の目的は「食事に慣れること」なので、少しでも嫌がるそぶりを見せれば一旦離乳食をあげるのはやめましょう。

離乳食初期の食材をあげるスケジュール

赤ちゃんが最初の離乳食を嫌がらなければ、本格的に離乳食初期のスタートです!

食材の順番としては、10倍粥→野菜→タンパク質類の順番で食べさせてあげてください。

どれくらいの量をどのペースであげればいいの?

離乳食初期は、1日1回10倍粥をスプーンひとさじ食べさせてあげることから始め、3日目に2さじ、5日目に3さじなど1日おきのペースでひとさじずつ増やしてみてください。

無事に1週間赤ちゃんの体調に異変がなければ、次は10倍粥+野菜を食べさせてあげましょう。

10倍粥+野菜を食べ進めてさらに1週間経てば、タンパク質類の食材も増やして離乳食を食べさせてあげましょう。

具体的な離乳食初期の食材の増やし方のおすすめスケジュールは以下になります。

1‐2日目 3‐4日目 5‐6日目 7‐10日目 11‐15日目 15‐25日目 30日目
10倍粥 小さじ1 小さじ2 小さじ3 小さじ4 小さじ5 小さじ6 30g
野菜 小さじ1 小さじ2 小さじ3 15g
タンパク質類 小さじ1 小さじ1 10g

11日目には10倍粥・野菜・タンパク質類すべてを食べ始める推奨時期なので、食べる量が多くなります。

赤ちゃんの様子に合わせて、食材の増やし方は調整してくださいね。

30日目以降の離乳食の増やし方

離乳食初期の時期が1か月経過すれば、1回食から2回食に増やします。

つまり1日1回食べさせていた離乳食の回数を2回に増やして、離乳食を食べさせてあげます。

<1回食の1日のスケジュール>

6時 10時 14時 18時 22時
ミルク ミルク・離乳食 ミルク ミルク ミルク

<2回食の1日のスケジュール>

6時 10時 14時 18時 22時
ミルク ミルク・離乳食 ミルク ミルク・離乳食 ミルク

赤字で記したように午前と午後に分けて2回食にしてください。

もしも赤ちゃんが嫌がれば、無理に食べさせる必要はありません。

本やインターネットなどたくさんの赤ちゃんの食事に関する、たくさんの情報がありますよね。

離乳食初期は5ヶ月目~6ヶ月目だから、その間に離乳食初期のスケジュールを終わらせないと!と完璧を求めてしまうこともあるかもしれません。

ですが離乳食を食べるのは赤ちゃんであり、赤ちゃんそれぞれで離乳食を食べ進めるスピード・好きなものは異なります。

情報に左右され完璧を求めてしまうかもしれませんが、不安や悩みがあれば先輩ママや病院の先生に相談して一人で抱え込まないようにしてください。

赤ちゃんが大きく健やかに成長してくれるよう、赤ちゃんのペースに合わせ離乳食を食べさせてあげましょう。

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離乳食初期に食材を混ぜることはOK!!混ぜすぎ注意

離乳食について書かれている本を読んでいると、「ひとつの食材を1種類ずつ食べさせてあげましょう」という言葉をよく見ますよね。

赤ちゃんの様子を見ながら離乳食を作るのは、注意を図るべきポイントがたくさんあるため大変です。

そのため食材を混ぜることで一度に多くの栄養を食べさせてあげられるので、食材を混ぜ合わせたい!と思ったことはありませんか?

結論から申し上げると、離乳食初期に食材を混ぜることはOKです。

人参を調理するとなった時人参と水だけで調理するよりも、人参・水・鶏のささ身を混ぜ合わせるほうが味の変化がありますよね。

食材1種類で離乳食を作るときもあれば、食材2種類を混ぜることで味に変化を加えるときもあることで食事が楽しくなります。

必ず1種類の食材で離乳食を作らなければならないのではなく、色々な調理法を試してみることで赤ちゃんの食事に対する意欲が湧く可能性がありますよ。

味の変化・赤ちゃんの食事に対する意欲が湧くというメリットがある一方、食材を混ぜるときの注意点もあります。

食材を混ぜるときに注意すべきポイントご紹介しますので、注意点を踏まえ食事を作ってあげましょう!

食材を混ぜて離乳食を作るときの注意点

食材を混ぜて離乳食を作るときの注意点が2つあります。

  1. 1種類の食材で離乳食を食べられるようになってから、2種類の食材を混ぜる
  2. 食材を混ぜた離乳食ばかりを食べさせない

以上2点が、食材を混ぜ始める前に注意すべきポイントになります。

赤ちゃんが1種類の食材にまだ慣れていないのに2種類の食材を混ぜ合わせて離乳食を食べさせると、素材の味を覚えるタイミングがなくなってしまいます。

そのためひとつの食材にある程度慣れてから、2種類の食材を混ぜて食べさせてあげるようにしましょう。

また食材を混ぜた離乳食ばかりを食べさせると、混ざった味に慣れてしまうため注意が必要です。

あくまでもベースは一つの食材で離乳食を作ってあげ、たまに食材を混ぜて離乳食を作ってあげましょう。

具体的な離乳食を食べさせてあげる悩みでよく言われているのは、「なかなかおかゆを食べてくれない」という悩みです。

もし赤ちゃんがひとさじでもおかゆを食べているならば、ひとまずはクリアなのでおかゆに食材を混ぜ合わせ、一度赤ちゃんに食べさせてみましょう。

食材を混ぜ合わせたおかゆを食べてくれれば、第二ステップクリアです。

混ぜ合わせたおかゆを食べられるようになれば、徐々に白いおかゆを食べる機会を増やしていきおかゆに対する嫌悪感をなくしていきましょう。

食事の経験を積む期間が離乳食初期期間なので、様々な食事を食べさせてあげてみてくださいね♪

まとめ

  • 離乳食初期は10倍粥からスタート
  • 10倍粥を食べ始め1週間ごとに野菜→タンパク質類の順番で食材を追加
  • 離乳食初期の食材の増やし方は、小さじ1ずつ増やす
  • 離乳食を食べ始め1か月経過すれば、1回食から2回食へ挑戦
  • 離乳食は2種類の食材を混ぜ合わせてもOK

離乳食初期は赤ちゃんにとって始めて食事をする経験になるので、親の立場からすると心配なポイントが多くありますよね。

今回紹介した離乳食初期に推奨されている食材を食べ進める順番はあくまでも、一例になります。

赤ちゃんはそれぞれ成長速度や好きなものが異なっています。

そのため順番やスケジュールにとらわれず、赤ちゃんの体調に合わせて離乳食を食べさせてあげてください。