赤ちゃんの離乳食が始まって乳製品が食べられるようになってきたから、そろそろチーズもあげてみようかな?そう思ってお調べでしょうか?
チーズはおいしくて栄養が豊富な食品で、たくさんの種類が市販されています。
特に粉チーズは食事の盛り付けにパラパラと振りかけるだけで食べられるので、離乳食にも手軽に取り入れやすくておすすめです。

離乳食に使う粉チーズは何を使ったらいい?

市販されている粉チーズでおすすめはある?
とお考えのあなたに、離乳食に使える市販のおすすめ粉チーズと、その使い方を詳しく紹介していきます!
離乳食の粉チーズにおすすめの市販商品はある?
チーズは栄養が豊富で、粉チーズはかけるだけで旨みもプラスしてくれます。どんな商品が市販されているのでしょうか。
まずは気になっている、離乳食に使える粉チーズで市販されているおすすめの商品を紹介しますね!
後ほど離乳食として粉チーズを与えるメリットや、その豊富な栄養素についても紹介しているので気になる方は参考にしてみてください。
おすすめ市販商品3選
市販されている粉チーズはいくつかありますが、使う量に気をつければ、基本的に大人と同じものを使うことができるようですよ♪
<クラフト 100% パルメザンチーズ>
市販されていてる商品の中でも、多くの人が「粉チーズと言えば」で思い浮ぶであろうクラフトの粉チーズです。緑と黄色のパッケージが印象的な商品ですね!
原材料は生乳と食塩です。保存料、セルロースなどの添加物が入っていないので、赤ちゃんに与えるものとしての品質が高く、おすすめできる商品です。
<雪印メグミルク 粉チーズ マイルド>
強い香りが抑えられていて、マイルドな味です。種類別はプロセスチーズです。
内容量が50gと、他の市販されている粉チーズよりも比較的少なめで、少しだけ使いたい離乳食にぴったりの商品です。
口コミでも使い切りやすい量で助かる!といった意見が目立っていました。量が少ない分値段も安いので、買いやすいというメリットがありますね!
<明治 北海道十勝 パルメザンチーズ>
100%北海道産の生乳で作られた明治の粉チーズです。種類別ではナチュラルチーズです。
明治の乳製品を作ってきたノウハウが活かされ、日本人の口に合うチーズになっています。
クセが少なく、いろいろな料理に合いやすい商品です。100%国産というのが嬉しいおすすめポイント。
チーズには栄養素がたっぷり!
チーズにはカルシウムを始めたんぱく質、ビタミンA、ビタミンB2、脂質などの栄養素がたっぷりです。
カルシウムは体の中に吸収されにくい栄養素と言われているのですが、乳製品のカルシウムは中でも吸収率が高いのです。
小魚や野菜を食べるよりも効率よく多くのカルシウムが摂取できてしまうんだとか!
カルシウムは赤ちゃんの骨や歯を作るのに大切ですから、豊富に含まれているのはとても嬉しいポイント。
チーズのたんぱく質には必須アミノ酸が含まれていますが、これは体内では作ることができないものなので、積極的に食べさせたい食品です。
またビタミンAは皮膚や粘膜を健康に保ってくれる働きがあり、免疫力を高めますし、ビタミンB2は成長や疲労回復につながります。
この2つのビタミンも体内で作ることができない栄養素なので、食材から取り入れる必要があります。
料理の仕上げに少し振りかけるだけで、簡単に旨みがアップできるので手軽で嬉しいですよね!
離乳食に粉チーズを与えるメリット
粉チーズにも、カルシウムを始め、たんぱく質や脂質など栄養素がたっぷりです。
粉チーズで多く見られるのが、パルメザンチーズを細かくしたものです。
パルメザンチーズの特徴はカルシウムがとても多いことです。なんと牛乳の10倍ものカルシウムが含まれているんですよ!
離乳食に少し加えるだけでおいしく簡単にカルシウムがプラスできますね♪
また長期間熟成されたチーズなので、塩分と脂肪分が凝縮されているのが特徴です。
旨みをプラスしてくれる食品でもあるので、赤ちゃんは少量でもおいしいと感じてくれるはずです。よく混ぜることでまんべんなく旨みを引き出してくれますよ!
ただ、他のチーズよりも塩分が多いので、単純にたくさん摂ればいいというわけでなく、風味づけに少しだけ使うということを心掛けてくださいね。
離乳食の粉チーズのおすすめの選び方!
では離乳食用に粉チーズを買う時に、選び方はあるのでしょうか。
粉チーズにはナチュラルチーズとプロセスチーズがありますが、離乳食につかうものとしてはどちらがおすすめということはなく、どちらでも大丈夫です♪
商品によって含まれている塩分や脂肪分の量が違うので、できるだけ少ないものを確認する選び方もあります。
家族で粉チーズをよく利用するのであれば大容量を購入してもいいですし、離乳食に少し利用するだけであれば、小さいサイズのものがあれば充分でしょう。
選び方はママパパさんの好みで使いやすいものにするのがおすすめです!
種別の違いを解説
粉チーズにはナチュラルチーズとプロセスチーズの種別があります。
<ナチュラルチーズ>
- 生乳と食塩のみで作られたもの
- 発酵熟成させて作られるので乳酸菌が生きていて、熟成するほど味が変わっていく
<プロセスチーズ>
- ナチュラルチーズ1種類か、いくつかの種類のチーズを加熱し溶かし成型して作られる
- 発酵熟成は加熱により止まるので、風味が変わりにくく保存性も高い
離乳食に与えるチーズとしてはどちらでも大丈夫です。
アレルギーに注意!
チーズは牛乳から作られているため、乳製品のアレルギーの心配があります。
赤ちゃんが初めて口に入れるときには、1種類のチーズのみを与えたり、アレルギーが出ない他の食品と一緒に食べさせたりといった対策をするようにしましょう。
万が一アレルギーの症状が出てしまったとしても、原因がそのチーズだとすぐにわかるからです。少量ずつためしていくこともアレルギーへの対策になります。
食品アレルギーとして最も多く現れるのが皮膚症状です。しかし他にも咳や腹痛などといったいろいろな症状が出る可能性があり、人それぞれ体質によっても違います。
すでにお医者さんに牛乳アレルギーがあると言われているのであれば、きちんと相談してみてくださいね。
心配な場合は特に、万が一の場合すぐに病院に行けるような、平日の午前中などの時間帯に試してみることをおすすめします。
離乳食の粉チーズのおすすめはいつから?
粉チーズの栄養素や選び方がわかりましたが、いったい離乳食にはいつから使ったらいいのでしょうか。
チーズは、カルシウムなどの赤ちゃんの成長に必要な栄養が豊富ですが、塩分も意外と多く含まれています。
塩分が高いと、まだ消化器官が未熟な赤ちゃんの胃腸に負担をかけてしまうことになります。
そのため離乳食初期のころにチーズを与えるのはまだ控えて、中期を過ぎたころから少しずつ与えていくことがおすすめされていますよ!
もちろん離乳食の進み具合や赤ちゃんの様子にもよりますので、いつから与えていいのか迷ったら、離乳食中期(生後7~8ヶ月頃)以降というのを目安にしましょう。
粉チーズはそのまま与えるのではなく、料理にプラスしてよく混ぜてから食べさせてあげます。
与えるチーズの量としては1~3gを目安にします。離乳食の中期、後期、完了期と、赤ちゃんが食べられる食品が増えていくのに合わせて、粉チーズの量や使い方も変わっていきますよ。
チーズの種類によっては、いつから食べさせていいかが違う場合もあるので、それも後ほど紹介していきますね!
離乳食中期
離乳食中期(7~8ヶ月頃)は小さじ1/3程度の少量からスタートです。
基本的に味付けをせずに離乳食を与えていく時期なので、ごく少量で風味をつけていくといいでしょう。
7倍がゆ~5倍がゆにほんの少しかけてみたり、やわらかく煮て粗くすりつぶした野菜に、風味づけ程度に振りかけてみたりするのがおすすめです。
離乳食後期
離乳食後期(9~11ヶ月頃)は2gほどが目安です。小さじ2/3程度で、調味料代わりに使うくらいの少量を使います。
カミカミ期のこの頃は、5倍がゆ~やわらかいご飯が食べられます。おかゆや野菜に風味づけに振りかけて食べさせるのもいいでしょう。
また手づかみ食べが始まるので、サンドイッチ用食パンに少量かけてトーストしたり、おやきに混ぜ込んだりするのがおすすめですよ!
離乳食完了期
離乳食完了期(1歳~1歳6ヶ月頃)は3gほどを目安にしましょう。小さじ1程度の少量で、この頃もまだチーズを味わうというよりは調味料として使った方がいいでしょう。
完了期頃になると、大人が食べるものと同じくらいの硬さのものが食べられるようになりますね。
食べやすい大きさに切った野菜をゆでてグラタンを作ってみるのはいかがでしょうか。
小麦粉、牛乳、バターといったホワイトソースの材料は1歳までに離乳食に取り入れていくことができます。
これまでに食べなれてきた材料でホワイトソースを作って、仕上げに粉チーズを少しかけてあげれば、きっと赤ちゃんも喜んでくれるメニューになりますよ♪
粉チーズを与えるときの注意点
組み合わせる他の食品や料理にも塩分が含まれているため、粉チーズだけの塩分を心配するのではなく、全体的に取りすぎていないかを考えなくてはいけません。
最後に少し味付けをしたり、旨みをプラスしたりといったように、調味料や風味づけとして使っていくのがおすすめです。
離乳食は赤ちゃんに与える前に加熱するのが基本ですが、粉チーズは加熱せずに使うことができます。初めての場合など心配な場合は加熱しても大丈夫です。
また、ナチュラルチーズと書かれていても非加熱のものがあるので、そういう場合は一度加熱してから与えると安心です。
また、粉チーズと比べるとカッテージチーズの方が塩分や脂肪分が少ないので、初めてのチーズにはこちらから始めるのもいいと思います。
離乳食で粉チーズ以外におすすめの種類4つ
チーズは粉チーズ以外にもたくさんの種類がありますね。粉チーズは使い勝手がよく便利でおすすめですが、離乳食期にはいろいろな種類のチーズを食べさせてみたいですよね。
種類によっては風味や味が全然違いますし、些細な味の違いにも敏感な赤ちゃんの舌なので、きっといろいろな反応を見せてくれるでしょう。
食べてくれないチーズがあっても、別の種類のチーズなら食べてくれた!なんてこともあるかもしれません。
離乳食におすすめするチーズを4つ紹介します!
カッテージチーズ
カッテージチーズは、生後7ヶ月頃(離乳食中期)から食べられます。
粉チーズや他のチーズと比べると塩分と脂肪分が少なく、独特のクセも抑えられているので離乳食に向いているともいえるでしょう。初めてチーズを食べさせるのにもおすすめです。
裏ごしされたタイプと、つぶが残ったタイプの2つが市販されています。
なめらかに裏ごしされているタイプの方が離乳食には使いやすそうですね。おかゆなどの上に少しだけまぶせばOKです。
また、牛乳とレモン汁で簡単に手作りすることができるので、より安く安心なものを食べさせてあげることができます♪
私もカッテージチーズを手作りしたことがあるのですが、牛乳とレモン汁を小鍋に入れて加熱するだけなのであっという間にできましたよ!
食塩を入れずに作れるので味の調節が自分でできますし、離乳食にも使いやすいと思いました。
リコッタチーズ
リコッタチーズはさっぱりとしていて、優しい甘さがあるので赤ちゃんが食べやすいチーズです。こちらも離乳食での初めてのチーズデビューにおすすめできます♪
豆腐のようにやわらかいので、スプーンでそのまま食べさせてあげることができますよ!
やわらかい食感が特徴ですが、水分が多いのであまり日持ちしないことを頭に入れて、新鮮なものを与えるようにしましょうね。
プロセスチーズ
プロセスチーズはナチュラルチーズを加工して作られます。市販されているものとしてはピザ用のチーズやスライスチーズなどあります。
「歯茎でつぶせるくらいの硬さ」が食べられるようになってきた生後9~11ヶ月(後期)頃に与えてみましょう。
与えるときは細かく刻んでそのまま食べさせることもできますし、他の食材とまぜてもOKです。
ベビーチーズや6Pチーズもプロセスチーズですが、こちらは少し厚みがあり硬さもあります。
「歯茎で噛めるくらいの硬さ」が食べられるようになってからにしましょう。1歳~1歳6ヶ月頃の離乳食後期頃が目安です。
モッツァレラチーズ
モッツァレラチーズは熟成させないフレッシュタイプのチーズで、クセが少なく赤ちゃんにも食べさせやすいです。
弾力があるので生後9~11ヶ月(後期)頃から与え始めるといいでしょう。
加熱するととろけてくれるので、パンにのせてトーストするのもいいですね♪
他のチーズと比べると塩分はとても少ないのですが、脂肪分が多いため与える量には注意しましょう。
まとめ
- 離乳食におすすめの市販粉チーズは<クラフト 100% パルメザンチーズ>
- 選ぶときは塩分や脂肪分を確認しながら、ご家庭で使いやすいものがおすすめ
- 粉チーズは栄養たっぷり!カルシウムは牛乳の10倍
- 離乳食中期頃からアレルギーに注意して与えてみよう
- 市販の粉チーズには塩分も多いので、少量を風味づけ程度に使う
- 粉チーズ以外でおすすめなのはカッテージチーズやリコッタチーズ
栄養たっぷりでおいしい粉チーズは少量で活躍してくれるので、あまり量を食べられない離乳食期の赤ちゃんには嬉しいですよね。
チーズには成長に欠かせないカルシウムが豊富で、しかも体に吸収されやすいなんて私も驚いてしまいました!
市販されている粉チーズを上手に使って、手軽に栄養たっぷりの離乳食を作ってみてくださいね♪