マキタといえば老舗の電動工具メーカーですが、掃除機などの家電でも人気ですね。
充電式のバッテリーを電源として使用している商品が多く、コードレスでパワフルな工具は使い勝手抜群です。
マキタのバッテリーのすごいところは、様々な商品で使いまわすことができる点ですよね!
でもこのバッテリー、マキタに限らずですが永久的に使えるものではないのをご存知ですか?
使えなくなった場合には新しく購入することを検討すると思いますが、自分でできる復活方法があるのなら試してみたいですよね!
そこで今回は、マキタのバッテリーが使えなくなってしまった時に、復活方法はないのかを調べてみましたよ!
新しく買いなおす前に、今回紹介する復活方法を試してみてください。
バッテリーをできるだけ長持ちさせる方法も、紹介しますよ♪
マキタのバッテリーの復活方法ってあるの?
マキタの製品を繰り返し使っていて、バッテリーが使えなくなってしまった時、復活方法はあるのでしょうか。
調べてみると自分でできることも含めて、いくつか方法があるようです!
バッテリーが劣化してくると、充分充電したはずなのに持ちが悪かったり、パワーが弱まったりします。
それを元に戻す一番簡単な方法は、新しくマキタバッテリーを買い替えることですが、安い買い物ではありませんよね。
メーカーで生産終了しているものだと、そもそも入手困難なこともあります。
買い替えを検討する前に、まずは自分でできそうな復活方法があれば試してみたいですよね。
充電し続けてみる
マキタのバッテリーが充電できないけど故障かな?と感じたら、まずは1日中充電し続けてみましょう。
実はバッテリー自体に実際の電力は残っているにも関わらず、電池残量が少なくなっている状態だと間違って認識していることがあります。
1日中充電を続けることで、この間違った認識が解消されて、またうまく充電ができるようになる可能性があるのです。
充電が完全になくなる前に充電をすることを「継ぎ足し充電」というのですが、これがこの間違った認識の原因になるようですよ。
使い終わったらすぐ充電!なんて私もついやってしまいがちですが、これがバッテリーの劣化をはやめているかもしれないんですね。
簡単にできる復活方法なので、故障かな?と感じたらまず試してみてください!
リサイクルバッテリーを使ってみる
バッテリーを充電し続けても復活しない場合は、すでに寿命をむかえている可能性があります。
そんな時は、バッテリーパックの中身を詰め替えて再利用ができる、リサイクルバッテリーを使ってみましょう!
リサイクルバッテリーとは、一度消耗したバッテリーを新品のような状態に戻したものです。
中身を詰め替えるといっても自分ではできないので、業者に依頼することになります。
一般的な流れとしては、依頼をすると宅配業者が自宅までバッテリーを回収に来てくれて、再生されたものが再び自宅に届けられるという感じです。
外側のケースなどはそのままで中身だけを交換してくれるので、新しくバッテリーを買い替えるよりも安くすむんですよ!
まだ使える資源を無駄にしない、エコな復活方法でもありますね!
お使いのバッテリーがリサイクルできるか、一度調べてみてください♪
マキタのバッテリーの寿命は?長持ちさせるには?
マキタだけではなく、バッテリーにはそもそも寿命があります。
充電式の工具などの本体には問題がなくても、バッテリーが半永久的に使えることはありません。
でもできるだけ長く使えるように対策していくことで、寿命を延ばすことができますよ。
マキタのバッテリーを長持ちさせる方法も調べてみたので、参考にしてください!
充電500回が目安
マキタのバッテリーには、リチウムイオン電池が使われています。
寿命は買ってからの日数ではなく、充電を繰り返していくことで短くなっていくんです。
リチウムイオン電池の寿命の目安は、充電約500回ほどだと言われています。
例えば毎日使って毎日充電を繰り返す場合、単純に計算すると1年以上は持つという計算になりますね。
もちろん寿命は充電回数だけでなく、その使い方や頻度などによっても変わってくるでしょう。
フルに充電して使ってもすぐに電池がなくなってしまったり、突然充電ができなくなったりすると、寿命が近いと言えそうです。
ただ寿命はあくまで目安で、使い方次第で寿命が短くなったり、逆に長持ちさせたりすることもできますよ!
バッテリーの寿命を、できるだけ長持ちさせるための方法を紹介しますね!
フル充電にしない
リチウムイオン電池をフル充電すると、過充電が起こりやすくなり、劣化をはやめてしまう原因につながります。
過充電とは、電池が容量を超えてもさらに充電をしてしまうことです。
フル充電された状態の電池にさらに充電を続けることで、バッテリーの容量が低下してしまうのです。
できるなら、充電は80%ほどに留めておくようにすると、バッテリーの劣化を遅くすることができますよ。
充電のし過ぎは逆に良くないと覚えましょう!充電が終わったら早めに充電機器から取り外せるといいですね。
高温状態を避ける
バッテリーの温度が高くなっている状態も、劣化をはやめてしまう大きな原因になります。
高温状態になる場所や、使い方を避けるようにしましょう!
リチウムイオン電池は熱に弱いので、高温の状態が続くと故障だけでなく発火の恐れもあるんです。
マキタの工具を屋外で使用することも多いと思いますが、外気温が35℃以上の時は特に気を付けましょう。
高温になりやすい場所や炎天下での充電など、意外と見落としがちな部分に危険が潜んでいるかもしれません。
また、マキタのバッテリーには冷却ファンが搭載されています。バッテリーの熱を冷却することで、負担が減ります。
充電中や充電後に冷却ファンが稼働している時は、触らないようにしましょうね。
急激な温度変化のある環境や、湿度が極端に高い場所も、充電池のトラブルとなる可能性があるので注意です!
直射日光の当たる場所や、夏の車内で保管することはないようにしましょうね。
使用する時だけでなく、保存する場所の環境も大事ですよ!適度な温度環境が保たれているか確認してみてくださいね。
使用時に負荷をかけすぎない
バッテリーは、より多くの電流が流れるほど劣化が早まります。
クリーナーなどと比べて、電動工具の方が多くの電流が流れるので、劣化しやすいといえます。
例えば掃除機のフィルターが目詰まりした状態で使用を続けていると、負荷が余計にかかり電流も多く流れます。
そのため、掃除機の場合なら吸引の強さを変えるだけでも、劣化しにくい対策ができますよ。
全ての場所を「強」で使わず、「通常」モードで済みそうな場所は切り替えて掃除するなど、必要に応じて使い分けましょう。
電動工具でも同じことが言えます。力を入れて押しつけるような作業は、モーターに負荷がかかり電流が多く流れてしまいます。
充電の減りを抑えることは、充電回数を減らしていくことにもつながりますよね。
マキタのバッテリーが充電できなくなった原因は何?
マキタのバッテリーの寿命を長持ちさせる方法を見てきましたが、改めてバッテリーが充電できなくなった時の原因を見ていきましょう。
充電できなくなったという時は焦ってしまいますが、原因がわかれば対策法もわかるはずです。
経年劣化によるもの
バッテリーは充電回数によって、寿命が短くなっていくとお伝えしました。
長持ちするよう対策をして使っていても、劣化は避けられないものなので、経年劣化によって使えなくなってしまうこともあります。
長い期間使っているのであれば、買い替えの時期なのかもしれませんね。
上記で紹介したように、マキタのバッテリーのようなリチウムイオン電池は、500回ほど充電を繰り返すと機能面に問題が出てくる可能性があります。
もちろん500回というのは目安の数字なので、これ以上充電したらすぐに使えなくなるというわけではありません。
しかしそのことを知っているだけでも、買い替えや故障の判断の目安になりますよね♪
セルアンバランス状態
セルアンバランスとは、バッテリー内の電圧のバランスが崩れてしまうことです。
バッテリーを構成している個々の電池をセルといいます。リチウムイオンバッテリーには、このセルが複数接続されて入っているのです。
セルごとの電圧のバランスが崩れてしまうことで、過充電や過放電を避けるためにバッテリーの充電がストップしてしまいます。
セルアンバランスの状態では、1つのセルの充電が終わると充電完了とみなされます。
他のセルは完全に充電されていないので、フル充電されずに終わってしまうというわけですね。
できるだけ充電の回数を少なくすることが、セルアンバランスを防ぐことになりますよ。
充電回数を少なくするためには、できるだけ使い切ってから一気に充電をすることが大切になってきます。
過放電が続いてしまった
過充電とは逆に、過放電は電池容量がゼロの状態なのに、さらにエネルギーを放電してしまうことを言います。
リチウムイオン電池の特性上、使っていない時でも容量が減っていってしまうのです。
このように過放電が続いた場合も劣化につながり、充電できなくなった原因である可能性がありますよ。
充電されるための化学反応が、起きなくなっている状態です。
充電がゼロのまま放置していることも、バッテリーの劣化につながるんですね。
これを防ぐために、このあとしばらく使わないという場合は、ある程度充電した状態で保管するようにしましょう。
半分ほど充電した状態で保管しておくことで、過放電を防ぐことができますよ!
もし長い期間使わないとわかっている時は、フル充電しておくと安心です♪
落下などの衝撃を与えた
工具や掃除機などを使っている最中に誤ってぶつけてしまったり、落としてしまったりしてバッテリーが損傷するという可能性もあります。
着脱式のバッテリーだと、本体からむき出しになっている場合もありますよね。
落下などでバッテリーの部分に衝撃が加わってしまうと、故障につながります。
使用中は気を付けていても、収納時や保管中に倒れたり落下したりという危険がないか確認しておきましょう。
コードレス掃除機を立てかけておいたのに、いつの間にか倒れてしまっていたという場合もあるかもしれません。
ストラップをつけて壁に掛けられるようにしたり、マキタの専用のスタンドを使ったりするのもいいですね!
まとめ
- マキタバッテリーの復活方法はまず1日中充電してみること
- リサイクルバッテリーを利用する復活方法もある
- バッテリーには寿命があり、使い方次第で長持ちさせることもできる
- 充電できなくなる原因はセルアンバランス状態になっていることが多い
- マキタに限らず、バッテリーは劣化を防ぐことで寿命を延ばそう
マキタに限ったことではないのですが、バッテリーは永遠に使えるものではないんですね。
使い方次第で少しでも劣化を抑えられるのであれば、普段から気にして長持ちするように使っていきたいと思いました!
あれ?充電できなくなった?という場合も、まずは今回紹介した復活方法を試してみてくださいね♪