心地の良い部屋作りにかかせないクッション。ソファーの上やベッドなどにクッションがあると、安心感がでますよね。
そんなクッション、中身は既製品でなければいけないと決めつけていませんか?
クッションの中身はヌードクッションとして市販されていますが、実は家にある不要になったもので、簡単に代用できてしまうのです!
しかもクッションの中身をオリジナルで作れば、弾力やボリューム感、触り心地など好みのクッションを作ることができますよ♪
この記事では、クッションの中身を代用してオリジナルのクッションを作る方法や、市販されているクッションの中身のおすすめなどを紹介していきます。
あなた好みのクッション選びに迷っているのでしたら、ぜひ読んでいってくださいね!
クッションの中身を代用してお気に入りにしよう♪
お気に入りのクッションを買ったけれど「ボリュームがなくなり、へたってきてしまった」という経験はありませんか?
そんな時は、家にある不要になったものでクッションの中身を代用してしまいましょう!
そうすることで、自分好みのボリューム感などを作り出すことができ、気分によって簡単に交換することだってできちゃいます。
代用できるものは、以外と多く家に眠っているかもしれませんよ。どんなものが代用できるのか、チェックしていきましょう。
クッションの中身として代用できるもの
クッションの中に代用物を詰める場合、そのまま代用物をクッションカバー内に詰める場合と、代用物をカバーに入れてからクッションカバーに入れる方法とあります。
おすすめしたい、クッション中身を代用品別にご紹介していきます。
〈使わなくなったひざ掛け〉
寒がりの私は、冬になるといろいろなシーンでひざ掛けを使用しています。なので使っていないひざ掛けが家に眠っています。
そんなひざ掛けは程よいサイズなので、畳んでそのままクッションの中にいれるだけでクッションの中身として大変身!
好みの厚みになるように数枚重ねたり、タオルを追加してみたりして好みのクッションになるよう調整してみましょう。
〈不要になったブランケット、タオルケット、キルトケットや毛布などの寝具類〉
これらはサイズが大きいので、おもいきってハサミで切り、クッション中身として使います。
大きなクッションや、授乳クッションにもっとボリュームが欲しい時などにも、たっぷりとクッションカバーに入れ込んでみましょう。
〈不要になったフリースやセーターなどの衣類〉
衣類をクッションの中身として使う場合には、ジッパーなどの金具類を取ってしまいましょう。
衣類の場合、そのままの形状で入れてしまうとクッションの表面がボコボコとしてしまう場合もあるでしょう。
それが気に入らなければ、ほどよくカットしてからカバーに入れ、本体クッションカバーに入れましょう。
〈ぬいぐるみ、クッション、座布団などの中綿〉
押入れの奥に眠っているぬいぐるみやクッションがあれば、その中綿を再利用するのもよいですね。
お気に入りのぬいぐるみを解体して中綿を出すのは少し気が引けますが、ぬいぐるみも新しい命として使われるならいいと言ってくれるでしょう!
クッションや座布団の中綿も大事な資源。新しいクッションとして生まれ変わらせてあげれば節約とエコなアクションになりますよ。
汚れが気になる場合には、中綿の素材に応じて洗ってから活用しましょう♪
〈床用のクッション材〉
赤ちゃんのいる家には大抵ある、クッション素材の床材。
子供が大きくなると、要らなくなってしまうんですよね。それをクッションに入れてしまうという大胆アイデアはいかがでしょうか。
入れる枚数を変えれば高さが調整できるし、クッションの他に座布団カバーに入れて固めの座布団にするのもいいかもしれません。
少し手間にはなりますが、クッション床材をはさみやカッターで細かめに切り刻み、それを中身として代用する手もありますね。
切り刻む大きさでクッションの使い心地が変わるのを楽しみながらお気に入りのクッションにしてもいいでしょう。
あまりヘタることのない素材なので、何度使っても形状を保てるメリットがありますよ。
クッション中身の作り方をマスターしよう♪
クッションの中身は一般的にヌードクッションと呼ばれています。
薄手の布と中身となるもの、針と糸があれば簡単に作れるので、挑戦してみましょう!
ヌードクッションの作り方
今回は一般的なクッションサイズである、【45㎝×45㎝】の正方形での作り方をご紹介します。
〈材料と必要な道具〉
- 布生地…46㎝角を2枚取れるサイズの布生地(やわらかく、滑りの良い薄手生地がおすすめです)
- 中身…家の中で使えそうな代用品または市販の中綿をお好みの量
- 必要な道具…えんぴつかチャコペンなどの布用ペン。針と糸かミシン。待ち針
〈作り方〉
①生地を裁断
布を裁断していきます。仕上がりサイズが45cm角の正方形なので、全周に縫い代として1cmを追加して46cmの場所にて裁断します。
この時、布にえんぴつか布用ペンなどを使い直接生地に印をつけるか、不安な場合は型紙を用意します。新聞紙などを代用してもよいでしょう。
②仕上がり線に印をつける
裁断した布端から内側1cmにえんぴつか布用ペンと定規を使い、まっすぐに線を引き印をつけましょう。
この時、返し口と呼ばれる部分の約10cmが分かるよう、小さな縦線を書くなどして目印をつけておく。
③布を縫い合わせる
印を付けた布を外側(中表)にし、布がずれないように待ち針で線と線をとめる。
針と糸で手縫いする場合は、反返し縫いなどのほつれにくい縫い方がおすすめ。
ミシンを使う場合は、縫い始めと縫い終わりは返し縫いをし、線がずれないように慎重に縫うっていく。いずれの場合も、返し口の10cmは縫わないように注意する。
④布を裏返して中身をつめる
返し口から生地を裏返す。この時、四隅の角をしっかしと出すようにします。
クッションの中身となるものを用意して、好みの量をつめましょう。
⑤返し口を縫い閉じる
返し口は手縫いで、「コの字閉じ」という縫い方がきれいに仕上がるのでおすすめです。
しかし、カバーの中に隠れるものなのであまり慎重にならず、ミシンを使っても大丈夫です。
これで完成です!このヌードクッションをお気に入りのクッションカバーの中に入れれば愛着が湧くクッションになりますよ。
ヌードクッションを作った後に、クッションカバーも手作りに挑戦してもいいですね!
クッション中身のおすすめをご紹介!
クッションは中身の素材によって、使い心地が大きく違ってきますよね。また、使うシーンによっても使い分けしたくなるもの。
ここからは、私おすすめのヌードクッションの紹介や、素材別にクッション中身を選ぶときの参考になるよう、メリットデメリットをまとめてみました。
中身の素材別で好みのヌードクッションを選ぼう
〈ポリエステル綿〉
メリット
- 価格帯が手頃で手に取りやすい
- 家庭の洗濯機で手軽に洗えるので、衛生を保てる
- 場所を選ばず気軽に置けて楽しめる
- 軽くてふんわりとしていて心地いい
デメリット
- 一度へたってしまうと元の形状に戻りにくい
私が見つけたおすすめのクッションは、IKEAで販売されているリサイクルポリエステル綿100%で作られているヌードクッションです。チェックしてみてくださいね!
〈ビーズ素材〉
メリット
- 「埋もれる幸せ」という愛称がついているくらい、気持ちの良い使い心地
- 大き目のクッションを選べば、フロアーソファになる
デメリット
- あまり大きさなどの種類が売られていない
- 中身のビーズを補充する時は少しむずかしい
- 身体が埋もれて立ち上がりたくなくなる
ビーズ素材のクッションが持つ、独特の触り心地の良さや柔らかさは魅力的ですよね。
〈フェザー(羽毛)〉
メリット
- リッチな使い心地のフェザークッション
- 湿気が中に溜まりにくく、へたりにくい
- 日陰の風通しの良い場所で陰干しをすれば、やわらかな機能が長持ちする
デメリット
- 価格が高価
- 中のフェザーが外に出てきてしまうことがある
- エシカルな観点から考えるとアニマルフリーに反している
気品のあるフェザークッションは、ベッド周りに置けば高級ホテルのような雰囲気が作れるかもしれません♪
〈ウレタン素材〉
メリット
- ボリュームがありもっちりしているので、お腹の上にかかえて本やスマホなどの操作姿勢が楽
- 低反発で圧力を分散してくれるので長時間の使用によい
デメリット
- 売られている種類が少ない
- 水洗いできない
一般的には、低反発枕などでウレタンチップ素材が使われていますね。クッションで欲しい場合には、ネット通販で探してみるのがおすすめです。
おすすめヌードクッション
私のイチオシは、高知県に会社がある「Heart organic」から出ている「もったいないクッション」という名前がつけられたヌードクッションです。
「Made from Waste」というテーマで作られたこの商品は、ものづくりをする上で、どうしても出てしまう”もったいない”ものがきっかけだったのだそう。
寝具類を主に作り販売しているこちらの会社で、本来製品には使われていなかった「落ち綿」と「生地のハギレ」を活かして生み出されました。
サスティナブルな(持続可能な)ものづくりを考えられていて、素晴らしい商品だと思います。
Rakutenショップでも販売されているので、ぜひチェックしてみてくださいね!
まとめ
- 家にある不要なものをクッション中身として代用してみよう
- クッションの中身を簡単に手作りしてオリジナルクッションを作ろう
- クッションの中身は素材の特徴を知り、好みのものを選ぼう
- おすすめヌードクッションは「もったいないクッション」
お気に入りのクッションカバーを部屋のインテリアの1部にすることで、自分の家により一層の愛着が湧いてきますよね。
家にある不要なものをクッションの中身として代用するアイデアは、物をアップサイクル品として生まれ変わらせる楽しい方法です♪
押入れのお掃除をする際などに、クッション中身の代用になりそうなものを、ぜひ見つけてみてくださいね。