新しく始まる1人暮らし。部屋に引っ越して来たら、最初に行うことは近隣住民への挨拶ではないでしょうか?
しかし、見ず知らずの人の元へいきなり挨拶をしに行くのは勇気がいるものです。
せっかく勇気を出して挨拶に行ったけど不在だった…、何度も行きたくないから持ってきた粗品をドアノブにかけておこうと思っていませんか?
その挨拶の仕方って本当に正解なの?
挨拶用の粗品をドアノブにかけておくのは失礼な気もしますよね。
この記事では、引っ越しの挨拶に行った相手が不在時だった時に、粗品をドアノブにかけておいてもいいのかについて紹介していきます。
引っ越しの挨拶をする必要があるのかについてや、どんな粗品がいいのか、どうするいい印象を与えられるのかについて1人暮らし1年目の私が調べたので、参考にしてみてください♪
引っ越しの挨拶でドアノブに粗品をかけるのはNG?
引っ越しの挨拶に行った相手が不在だった時、そのままドアノブに粗品をかけておいていいのか気になりますよね。
結論から言いますと、相手が不在だからと言って、挨拶の粗品をドアノブにかけておくのは基本的にNGです。
理由としては、2つあります。参考にしてみてくださいね。
- 1回尋ねただけでドアノブにかけるのを、失礼だと思う人もいる
- ドアノブに堂々とかけておくことで、その家が不在であることをアピールしてしまうため、防犯上よくない
しかし、何回行っても不在だった場合は、その時間は仕事に行っていたり、居留守をされてしまったりしている可能性があります。
居留守は考えたくないですが、相手も一人暮らしの場合はあり得ますよね。
もしそうだった場合は、何回も尋ねるのは逆に印象を悪くし、しつこい人だなと困らせてしまうかもしれません。
そのため、引っ越しの挨拶の品は基本的にはドアノブにかけないようにしましょう。
しかし、2回程伺ってそれでも不在だった場合は偶然出会った時に挨拶をすることにて、一旦諦めそっとドアノブにかけておきましょう。
もしポストに入りそうであれば、ドアノブではなくそちらに投函しておくのがいいですね♪
引っ越しの挨拶は必要なの?
私も真剣に挨拶した方がいいのか迷い、不動産屋のお兄さんに思い切って聞いてみたのですが、別にしなくてもいい!のことでした。
「不動産屋さんがいうのなら間違いない!」とお兄さんの言葉を鵜呑みにして、挨拶をせず1年以上過ごしてきた私ですが、これから引っ越しをするあなたに伝えたいことがあります。
それは、「挨拶必須!今すぐ粗品を準備しな!」です。某おばあさんのように「40秒で支度しな!」とは言いません。笑
しかし、もしもう既に引っ越しておられるのであれば、できるだけ早く準備した方がいいでしょう。
私も引っ越しして数日後までは、やっぱり行かないとだめかな…とモヤモヤ悩み、引っ越しの挨拶に関する記事を片っ端から読みました。
それでも結局勇気が湧いてくることはなく、気がつけば挨拶しに行くにはもう遅すぎる位の時が経っていました。
なぜ引っ越しの挨拶をしに行かなかったのにこの記事では挨拶を強く勧めるのかといいますと、挨拶をしなかったことで後悔した体験があるからです。
私が挨拶へ行かずに後悔した理由は2つあるので、確認してみてくださいね。
<近隣住民がどんな人かいつまで経っても分からない>
「怖い人が住んでいるのでは…」と私は不安で挨拶に行けなかったわけですが、冷静に考えてみれば出会うまでその不安はずっと消えません。
怖い人が住んでいるかもしれないと日々怯えながら生活をするのは少なからず心に負担がかかってしまうものです。
私の住む賃貸は木造建築で音が響きやすく、そのため床に重いものを落とした時には「下の人に怒られる!」と今も毎回ビクビクしています。
そして始めの小さな騒音や迷惑がきっかけとなり、時間が経つにつれてお互いに嫌な住人というレッテルが貼られてしまう可能性が高くなりますよね。
<共有スペースについての相談ができない>
私が挨拶が必要だと思うもう1つの理由は、住人と顔見知りでいると共有スペースの相談がしやすくなるからです。
例えばゴミ捨て場なのですが、私の住む賃貸は2人以上がたくさんのゴミを出すとすぐ満タンになってしまいます。
そのため、入らなくなってはみ出た分は、ダストボックスの横に置くししかないのです。
他にも共有の駐車場や駐輪場、廊下や階段などでトラブルが発生した際に相談しあえる住民の方がいたほうが圧倒的に生活が楽です。
同じ建物に住む全ての住人と仲良くしろとは言いませんが、数人だけでも軽く話す程度の人ができるといいですね。
引っ越しの挨拶のマナーは?
挨拶をした方がいいとお伝えしたところで、早速挨拶の際に気をつける点をお話していきます。
まず挨拶に行く日時ですが、引っ越し前日の、日中12:00~17:00頃がおすすめです。
引っ越し当日は引っ越しのトラックや車が通路を塞いだり、家具の持ち運びや組み立てで騒音を立てたり、通路を塞いでしまったり、迷惑をかける恐れがあるので避けましょう。
早朝や夜遅くも住人の迷惑になる可能性があるので、できるだけ避けた方がいいです。
引っ越した建物に住む全ての住人にしに行く必要はないと考えていいです。
粗品の数も多くなり、費用も高くなります。まとめて運ぶのも、かさばって大変ですよね。
まずは騒音で迷惑をかける可能性がある、両隣の部屋と直上、直下の住人に挨拶するのが良いでしょう。
大家さんも住んでいる賃貸の場合は、挨拶に行った方が良いかもしれません。
そして、挨拶をする際は、以下のことを伝えるといいですよ。参考にしてみてください。
- いつからここに住むのか
- 引っ越し作業で迷惑をかける恐れがあることに対しての謝罪
- これからよろしくお願いします
チャイムを鳴らし、住人がドアを開けるまでの時間は本当に緊張しますが、上記の事を伝え粗品を渡すのにはたったの数分しかかかりません。
その数分だけで今後の生活が大きく変わる可能性があるので、勇気を出してみてくださいね。
引っ越しの挨拶は手紙を添えて好印象を与えて♪
引っ越しの挨拶に粗品を持って行っても、相手の住人が不在のこともあります。
不在時は手紙を添えることで、粗品だけ渡すだけよりかなり印象が良くなりますよ。
粗品だけかけてあっても、相手からしたら誰からなのかもどういう目的でかけてあるのかも全くわからいので、恐怖を感じるのではないでしょうか。
そのため、「○日から引っ越してきたか」という事と、「どこの部屋の人間なのか」ということは最低限手紙に書いておきましょう。
私も以前引っ越しの挨拶をしてもらった時は、直接その住人さんとは会っていません。
ある朝仕事に行く時にドアを開けると、ドアノブに可愛いイラストの袋がかけられており、その中にサランラップと一通の手紙が入っていました。
手紙は丁寧に手書きで書かれており、朝からほっこりした私は、思わず仕事から帰った後に早速お礼の手紙を書き、ドア前のポストに入れておきました。
無言で受け取られるより、なにかしら反応があった方が渡した側も嬉しいですし、顔を合わせることができなかったとしてもお互いの印象はよいものになるのではないでしょうか?
もしいつか受け取る側になった時は、お礼の手紙を書いてポストにさりげなく入れてお返ししてみてくださいね♪
引越しの挨拶の粗品の選び方!予算の相場は?
挨拶をすると決めた時、次に考えなくてはいけないのが挨拶のときに渡す粗品ではないでしょうか?
挨拶する際、粗品は絶対ないとだめだ!とは個人的に思わないのですが、せっかくですから粗品で少しでも自分の第一印象を良くしておきたいですよね。
私も向かいに新しく引っ越してきた方にサランラップを粗品にもらった事がありますが、ちょっとしたものとはいえプレゼントしてくれた気持ちがとても嬉しかったです。
粗品の相場は、1人につき500円〜1000円位と言われています。
張り切って高価な品をプレゼントしても相手に気を遣わせてしまいますので、これくらいの相場に抑えておきましょう。
また品物についてですが、住人の好みもあったり、見ず知らずの人から貰った食べ物を口にしたくない…と気にする方も少なくありません。
そのため、できるだけ粗品として食べ物を渡すのは避けたほうが良いでしょう。
基本的にはタオルや石鹸など、誰もが使用するようなもらっても困らない日用品をプレゼントしましょう。
しかしどうしても食べ物を贈りたいんだ!という強い意志がある場合、その時は日持ちしない食べ物は避け、クッキーなど無難で長く持つ食べ物を渡すのがおすすめですよ。
まとめ
- 引っ越しの挨拶で相手が不在でもドアノブにかけておくのは基本的にNG
- 数回挨拶に行っても不在の場合はドアノブにかけておいてもよい
- ドアノブにかけるときは手紙を添えておくとよい
- 引っ越しの挨拶は引っ越し前日の日中がベスト
- 粗品には500円~1000円のもので日用品を選ぶ
引っ越しをすると住む環境、周りの人が大きく変わります。
最初は不安でなかなか挨拶をしに行くのは勇気がいるものですが、最初に勇気をだしておくとその後住人の方が親切にしてくれるなど暮らしが楽になるのではないでしょうか?
挨拶後もマナーをしっかり守りながら、ぜひ素敵な生活を楽しんでくださいね。