小学校の担任の決め方は1年生だとどのようにして決めているの?

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我が子が小学校に入学し、これから新しい新生活を送るのに慣れない環境をサポートしてもらうのには、担任の先生の存在は1年生にとってとても重要ですよね。

そんな小学1年生を受け持ってくださる担任の先生は、どのような決め方をしているのかご存じですか?

実は、1年生に限らず担任の先生の決め方を含め、人事の最終決定をするのは校長先生だったんです。

これから小学校の担任の先生はどのような決め方をして1年生を担当するのか、またどのようなタイミングで決まるのかお伝えしていきます♪

また小学校の担任の先生の決め方を選びたい場合やトラブルがあり、先生を交代してほしい場合の対処法もご説明しておりますので、是非参考にしてみてくださいね。

小学校の担任は1年生だとどのように決まる?

担任の先生の決め方で、最終的に小学校の担任の先生を配属していくのは校長先生ですが、独断で全て決めているわけではないんです。

小学校の担任の先生の決め方は、1年生とは限らず下記のような段階を踏んでいるんですよ。

  • 各先生の要望と新年度の目標を調査
  • 先生の私生活の状況と健康状態
  • 先生の勤務評価と経歴から担任の先生と学年主任を決定
  • 学校内での先生同士の相性
  • 入学してくる児童および保護者の状況

決め方では、私生活や健康状態を考慮していたんだね。

更に詳しく掘り下げて説明させていただきますね♪

各先生の要望と新年度の目標を調査

まずは小学校内に各先生へアンケート、もしくは面談を行います。

内容は、新年度は何年生の担任を担当したいか、新年度はどのような目標があるのかを調査していきます。

もちろん全ての要望が通るわけではありませんが、できるだけ先生や生徒にとってより良い環境作りができるように、校長先生が一人一人聞いているんですね。

先生の私生活の状況と健康状態

入学して、慣れない生活を送る小学1年生たちにとっては、担任の先生の健康状態や私生活も重要視されています。

仮に私生活の事情により、早退やお休みが頻繁に必要な先生が担任の先生になると、その分頻繁に別の先生が担当する事になります。

毎回先生が変わってしまっては、小学一年生にとって不安な気持ちをさせてしまいますよね。

できるだけ不安な気持ちをさせないよう、小学1年生を受け持つために、日頃から柔軟に対応ができるベテランな先生が配属されるケースが多いです。

どんな先生が1年生の担任をしないのかな?

例えば、既婚の女性の先生で将来的に妊娠を希望されている先生は、妊娠時にお腹の赤ちゃんのためにもあまり身体の無理はさせたくないですよね。

無理して動いてしまうと、切迫早産になってしまった時は取り返しのつかない事になってしまいます。

他にも小さなお子さんがいて、時折早退を要する先生や、介護を必要としている家族と同居している先生等は、小学1年生の担任を担当することは少ないそうです。

 

先生の勤務評価と経歴から

小学1年生の担任を配属するには、新人の先生ではなく経験豊富の先生を優先して配属し、その上で学年主任を決めます。

学年主任というのは簡潔に言うと、その学年の先生のリーダーのような役割で、校長先生の監督の下に、各先生の指導や催事などの連絡共有を行っております。

とても重要な役割ですので、経験豊富で且つ勤務評価の良い先生が学年主任を担当しているんです。

新人の担任の先生も小学1年生を担当する場合がありますので、その時は必ず学年主任に選ばれるようなベテランの担任の先生がいつでもサポートできるよう、万全な体制を整えます。

小学1年生が新生活を快適にするためにはベテランな先生を優先して配属し、生徒たちを慎重にサポートしているんです。

 

学校内での先生同士の相性

小学校といえば運動会等の催事もあり、主に団体行動ですので先生同士で円滑に連携プレーを行うのには、先生同士の相性も重要視しています。

別のクラスだからといって、無関係というわけではないんです。

相性の悪い先生同士を配属してしまっては、生徒にとって影響が出てしまいますよね。

担任の先生にとって良い環境作りは、生徒にとっても重要なんだね。

 

入学してくる児童および保護者の状況

現在、小学校側は幼保小連携を行っているのが大半で、入学予定の生徒たちの情報を予め幼稚園や保育園の先生等からさまざまな情報を共有しているんです。

小学校側はさまざまな形で、幼稚園や保育園等と事前に交流を深めているため、事前に把握している事もあったんです。

その事前情報のお陰で先生たちの状況や要望も考慮しつつ、クラス分けをして、生徒や先生にとって一番良い環境作りを行っているんです。

担任の先生をいつ、どの時期から配属されクラス分けをするかは、その小学校の方針によります。

異動や転勤する場合は10月あたりから決まっていくそうですが、そうでない場合は3月中旬から末にかけての修了式前後に決まります。

春休み中はかなり慌ただしくなってしまいますが、どの先生がどの学年を受け持つか決まってから、教室の配置やクラス分けをしていくんです。

もちろん、その小学校の方針にもよりますので、教室の配置やクラス分けを予めしてから、更にクラス別に担任の先生を配属する場合もあります。

生徒は春休みでお休みでも、先生は大忙しなんだね。

小学校の担任を選びたい時は事前に選べるの?

大切な我が子がクラスに馴染めるように、安心できる先生を選びたいな…

幼稚園や保育園等と違い、小学校に入学すると一気に環境がガラッと変わります。

今まで主に遊びを通して自由に学んでいた幼稚園や保育園ですが、小学校では教育を目的にした大人社会に馴染むためのお勉強が中心になってしまいます。

毎日のお昼寝やおやつ、保護者による送迎も、小学生に入学してしまえば全部無くなり、全ての環境が変わってしまうんです。

できるだけ、我が子を快適な環境で小学校生活を送ってほしいと思う、あなたの気持ちは私には痛いほどわかります。

その為にはあらかじめ小学校の事前情報を元にベテランで信頼のできる先生たちに我が子の担任の先生を選びたいですよね。

もしくは「こういった先生だけは嫌!」っていうお声もあるかと思います。

残念ながら、基本的には保護者側から担任の先生やクラスを選びたいですが、それはできないんです!

学校側の転勤などの事情もありますし、他にもたくさんの生徒たちを抱える事になりますから、一人一人の要望には応えることが難しいんです。

担任の先生やクラスを選択することはできませんが、配慮してもらうことはできるかもしれません。

できるだけ我が子に考慮してほしいことや要望は、学校側に事前に伝えておくことで、学校側からも配慮してくれますので、是非相談してみてください。

学校側も大事なお子さんにとってベストな環境作りを目指しているはずですから、必ず耳を傾けてくれるはずですよ。

 

小学校の担任と合わない時はどうすればいい?

「小学校1年生の時に先生と合わないから、不信感を持ってしまった…。」という保護者もいらっしゃるかと思います。

 

残念ながら、小学校側の事情もありますので担任の先生を合わないからと、途中交代することは中々難しいと思います。

ですが、こちらも小学校側に相談することで、今できる最善の方法で解決をしてくださります。

更に、来年度のクラス分けや担任の先生の配属を考慮してくれるはずです。

合わない時に相談をする際は、担任の先生ではなく、校長先生や副校長先生に相談してみるのが良いでしょう。

校長先生や副校長先生にも話しづらい場合は、養護教諭の先生は生徒の相談役としても活躍しておりますので、保護者から養護教諭の先生に相談しやすいかと思います。

まとめ

  • 1年生の担任の先生の配属の決め方は校長先生が行う
  • 担任の決め方には各先生の要望や経歴、先生同士の相性を考慮している
  • 入学してくる生徒や保護者の事前情報を把握している
  • 先生と入学してくる生徒と保護者の相性を考慮している
  • 担任の先生を選んだり、交代することはできないが、学校側に相談したりすることで、今後我が子にとって最適な環境づくりをしてくれる

今回は小学校に入学してきた1年生の担任の先生はどのような決め方で、どのタイミングで配属されるのかをお伝えさせていただきました。

やはり保護者にとって1番思うことは、我が子にとっての新生活をスムーズに、また笑顔に楽しい1年を送ってほしいですよね。

小学校側も保護者と同じ思いで、毎年入学してくる小学1年生のお子さん達のことを考慮しながら、たくさんの段階を踏んで担任の先生を配属していたんです。

あまり耳にする事のない小学校の内部事情ですが、蓋を開けてみるとこんなにも慎重に、担任の先生の配属を校長先生が先生や生徒の要望や状況を注視しながら決めていたんですね。

もし万が一なにか先生とのトラブルがあった場合は校長先生や相談窓口に相談することによって解決に向けて動いてくれることにも安心ですね。

こういった事実を知ると、私たちの我が子を安心して学校生活に送り届けられますね♪