わが子に美味しくて、栄養のある離乳食を食べさせたい!
あなたも、離乳食を食べ始めたわが子を見て、そう思っているのでは?
でも納豆って、そもそも赤ちゃんにいつから食べさせていいの?
量は?
結論からお伝えすると、離乳食の中期に与えてよい納豆の量は、1食分で約10~15gです。
私の子供も、離乳食中期には、よく納豆を食べていたのを思い出します。
他の食材をあまり食べてくれなくても、納豆さえ食べてくれると、「栄養面は大丈夫」という安心感がありました(笑)
この記事では、納豆を離乳食中期の赤ちゃんに与えてよい量から、おいしく食べてもらうアイデアまでたっぷりと紹介します!
納豆は離乳食中期どのくらいの量まで大丈夫?
離乳食中期になると、食べられる食材も少しずつ増えてきて、食べる事にも慣れ始めてくる赤ちゃん。
用意したご飯をおいしそうに食べてくれるわが子を見ては、嬉しい気持ちになりますよね。
大人の私達にとっては、売られている納豆のパックを開け、調味料を入れ、混ぜればすぐ食べられる、いわばお手軽食材の納豆。
けれど、赤ちゃんにはどのくらいの量を、どのようにして食べさせたら良いのでしょうか。
離乳食中期に食べられる納豆の量
一般的にモグモグ期と呼ばれる離乳食中期は、生後7~8か月頃の時期です。
しかし、赤ちゃんの成長発達の様子をみながら、離乳食を始めてみて、食べ始めてから2~3か月くらいの頃。
また、舌で豆腐などを潰せるようになったくらいを、中期の目安とするのがよいでしょう。
離乳食中期の赤ちゃんに与えてよい納豆の量は、1食分で、約10~15gです。
1食分で与えてよい量について、月齢別に表でチェックしてみましょう。
初期期(生後5~6か月頃) | × 赤ちゃんの身体に負担がかかるので与えないようにします。 |
中期(生後7~8か月頃) | 約10~15g |
後期(生後9~11か月頃) | 約18g |
完了期(1歳~1歳半頃) | 約20g |
離乳食初期の赤ちゃんは、まだまだ身体が未発達で、納豆を食べることは内臓に負担がかかるので、与えないようにしましょう。
納豆を与えてよいのは、目安として、生後7~8か月頃のモグモグ期と呼ばれる離乳食中期からです。
また、離乳食後期から、納豆を粒状のままで食べられるようになりますよ。
離乳食中期での納豆デビューの進め方
納豆に限らず、どの食材も、はじめて食べさせる時には量を少なめからスタートしましょうね。
〈納豆デビューの進め方〉
- 平日の朝かお昼ごはんの時間に納豆を食べさせよう
- 納豆を軽く湯通しし、ペースト状か細かく刻む
- まずは少量から与えて、様子を見ながら量を増やしていく(15gまで)
1つずつ、しっかりと理由を確認しておきましょう。
〈A.平日の朝かお昼ごはんの時間に納豆を食べさせよう〉
納豆の原料である大豆は、アレルギー特定原材料の1つです。
かゆみやじんましん、のどの痛み、咳、下痢、深刻な場合だと「アナフィラキシー」というショック症状が出てしまう場合があるので注意が必要です。
万が一、アレルギー反応を起こした場合を考え、小児科が開いている平日の朝か昼に食べさせてみるのが安心ですよ。
〈B.納豆を軽く湯通しし、ペースト状か細かく刻む〉
納豆の粘りを取ることで、納豆を初めて食べる赤ちゃんが食べやすい状態にできます。
また加熱することで、殺菌やアレルギーの原因となるたんぱく質の軽減にもつながりますよ。
湯通しするといっても、茶こしやざるに納豆を入れて、熱湯を回しかけるだけでOKなのでそこまで手間はかかりません。
それでも毎回大変ならば、水やだし汁の中に刻んだ納豆を入れ、電子レンジで加熱。
お手軽なうえ、納豆の粘りでとろみが付いたお手軽スープが作れるのでおすすめ!
〈C.まずは少量から与えて、様子を見ながら量を増やしていく(15gまで)〉
最初は湯通ししてペースト状にした納豆を、小さなスプーン1杯程度からはじめてみます。
出汁や母乳、粉ミルクでのばしてあげれば、より飲み込みやすく美味しく食べてくれるかもしれません。
様子を見て、もっと欲しそうにしていれば、15gまで少しずつ与えてあげてくださいね。
離乳食中期には、無理のない程度で少しずつ1日2回食に移行していく時期です。
また、与える食材の種類が徐々に増え、母乳やミルクから栄養を摂っていた赤ちゃんが、食べ物通じて栄養補給していく大事な時期でもあります。
納豆の原料である大豆には豊富なたんぱく質が含まれているので、わが子には是非食べさせたい食材ですね。
とはいえ、まだまだ栄養は母乳やミルクからがベースなので、あまり食べなくてもあせらなくて大丈夫!
わが子をしっかり見て、離乳食時期を楽しみながら育児の日々を送りましょう!
納豆は離乳食中期にはひきわりがおすすめって本当?
納豆は日本人のソウルフード!きっとわが子も食べてくれるに違いない!
わが子が離乳食中期頃、私はそう思いはりきって納豆のぬめりを取り、加熱処理もして細かく刻んで、お皿の上に用意したのを思い出します。
しかし、結果は惨敗。
はじめての納豆はまったく食べようとしてくれませんでした。
無理に食べさせるつもりはありませんでしたが、親である私が好きな納豆なら、きっと好きになってくれるだろうと思っていました。
そんな時にいい情報が耳に入りました。納豆嫌いさんは、ひきわり納豆からスタートしてみるのがいいらしいという事を!
ここからは、なぜひきわり納豆が離乳食に向いているのか、その魅力をご紹介します。
ひきわり納豆は離乳食中期の強い味方!
離乳食中期には、赤ちゃんが食べやすいよう、食材を細かくする作業が多く大変ですよね。
ひきわり納豆を使えば、まな板と包丁を使わずとも細かくなっているので、とても便利です♪
栄養面では、ビタミンB2やビタミンKなどのビタミンの含有量が粒の納豆よりも多いという、あまり知られていない嬉しい情報も!
また、ひきわり納豆は、大豆の皮が取り除かれているので消化・吸収しやすいのも離乳食中期の赤ちゃんにピッタリです。
わが子もひきわり納豆のぬめりを取り、少量ずつおかゆに混ぜて食べさせると、あっさり食べてくれるようになりました♪
市販されている無添加の納豆ふりかけや、粉納豆というものに挑戦してみるのも、癖が少なくはじめの一歩としておすすめですよ。
納豆の離乳食中期レシピが知りたい!
離乳食を準備するのは、目が離せない赤ちゃんのお世話をしながらだと、時に面倒で大変な面もありますよね。
私の場合は、わが子がおんぶを嫌がる子だった為、抱っこ紐で前向き抱っこをしながら食事の準備をしていました。
だからこそ、簡単に用意できる離乳食レシピは本当にありがたい存在なのです。
育児疲れと寝不足で、できるだけ家事は時短が優先!でもせめて、離乳食は栄養ある物を作ってあげたい。ママのあなたも、そう思う時がきっとあるでしょう。
私は料理が好きですが、大人の献立を考えられても、離乳食作りの時にはよく悩みました。
離乳食って、赤ちゃんが食べる食事なので、もちろん味付けから何から大人の食事とは違ってきます。
けれど、心配しないで大丈夫!調味調が少なく済むからこそ、簡単に用意ができるのは離乳食の嬉しいポイントですよ。
納豆+お好きな野菜おかゆ
究極に簡単かつ、栄養満点の離乳食中期の納豆おすすめレシピは、納豆野菜おかゆです。
納豆だけでのおかゆでも、もちろんいいのですが、わが子の栄養摂取には欲張りたいのが母心ですよね。
納豆にプラスα野菜を加えれば、たんぱく質とビタミンがバランスよく入ったご飯のできあがり。
<納豆+野菜おかゆレシピ>
材料
- 7倍がゆ…大さじ2~3杯
- ひきわり納豆…15グラム(大さじ1杯)
- お好きな野菜を適量
作り方
- ひきわり納豆はざるなどに入れてから、熱湯をかけて粘りを取る。
- お好きな野菜を細かく切って、だし汁か水で柔らかくなるまで茹でる。
- 7倍がゆに納豆と柔らかくなった野菜を加えて完成!
まだ少し固形になっている部分があっても、柔らかいので、食べさせる時にスプーンで潰しながらあげればOKですよ♪
野菜は小松菜や白菜などの葉物野菜はもちろん、カボチャ、さつまいも、人参などの根菜類もおすすめです。
私の子供の場合は、納豆+さつまいものコンビネーションが1番のお気に入りでした。
さつまいもの甘味とトロッと口当たりの良さが気に入ったのかもしれません。
さつまいもは、野菜の中でも食物繊維の含有量がとても多い食材なので、便秘ぎみの赤ちゃんにもおすすめですよ♪
向かない食材としては、ネギ、しょうが、にんにくなど香りの強い薬味として使われる、香味野菜。
また、野菜をゆでる時にはだし汁の代わりに、水と調合したミルクか母乳を適量加えたもので茹でても赤ちゃんが好きな味になるのでおすすめです。
いろいろな野菜や作り方で試してみて、わが子がお気に入りの納豆お粥コンビネーションを見つけるのも楽しいかもしれませんね。
納豆しらすうどん
パパっと茹でて簡単に用意ができる、いわば主婦の味方のようなうどん。
実は赤ちゃんも、ちゅるっと柔らか食感のうどんが大好きなんですよね。
続いてご紹介するレシピは、うどんを使った離乳食中期に食べられる納豆レシピです。
しらすと組み合わせて、さらにカルシウムとたんぱく質を補えるという最強コンビのうどんです♪
<納豆しらすうどん>
材料
- うどん…40g
- しらす…小さじ1杯
- ひきわり納豆…15g(大さじ1杯)
- だし汁…50g
- 片栗粉…少々
- 小鍋にだし汁とひきわり納豆、しらすを入れてうどんがやわらかくなるまで茹でる
- 片栗粉少々を水少々で溶き、1に加えてとろみをつければ完成!
どちらも鍋1つでできてしまう、簡単かつ栄養満レシピです♪
ぜひ、離乳食中期のお子様に作ってあげてくださいね♪
納豆の栄養素を知ろう
納豆は発酵により、肌や粘膜を守るビタミンB2、骨を丈夫にするビタミンK、鉄分、カルシウムなどが大豆より増え、栄養価がとても高いのが特徴。
納豆には、骨や筋肉、臓器をつくるための良質なタンパク質がたっぷり。
免疫機能を高めるビタミンB6をはじめ、ビタミンE、カルシウム、そして不足しがちな鉄分など、発育に欠かせない栄養素が豊富に含まれています。
カルシウムの吸収に必要なビタミンKや、大豆にはない納豆特有の酵素『ナットウキナーゼ』を含む優れた加工食品でもあるのです。
また腸内環境を整える食物繊維、オリゴ糖、納豆菌などの善玉菌を含み、便秘になりやすい赤ちゃんの強い味方にもなりますよ。
ここまで知れば、納豆を離乳食に取り入れない理由が見つからないくらいですね。
しかし、あくまでも赤ちゃんの成長過程などを考慮して、納豆入りの離乳食を作ってあげてくださいね。
まとめ
- 離乳食中期に食べられる納豆の量は1食分で約10~15g
- 赤ちゃんの発達に合わせて、少量から納豆を取り入れよう
- 離乳食中期にはひきわり納豆がおすすめ
- 離乳食中期にはおかゆとうどんの納豆レシピがおすすめ
- 納豆の栄養価はとても優れているので是非離乳食に取り入れたい食材の1つ
中期頃の離乳食を作るのは、楽しみな反面、正直めんどう!というのが本音の部分ではないでしょうか。
0歳時期の赤ちゃんは、何をしてたって目が離せないし、何かと手がかかります。
しかし、初めての食材を食べさせてみた時の、わが子の反応を見るのは、クスッと笑えて楽しいものです。
嫌な顔をするかもしれないし、気に入ってもっともっとと喜んで食べてくれるかもしれません。
そんな微笑ましい光景を見られるのは、離乳食中期の赤ちゃんの育児を頑張るママのご褒美かもしれません。
食べられる量を注意しつつ、納豆を初めて食べさせた時のわが子の反応、ぜひ見逃さないでくださいね!