映画館で座席選びに迷ったことはありませんか?
せっかく2,000円近く払って見るのですから、見やすい席でみたいですよね。
私は以前、人気の洋画を一番前の端の席で見たことがあるのですが、首が痛すぎて全く内容が入って来なかったことがあります。
ただただ早く終わって欲しいと思っていました。
映画館の席は、中央ブロックの真ん中の席、もしくはやや後方です。
映画館によっては、この位置が有料のプレミアムシートになっていることも多いくらい、最も見やすい席と言えます。
ただ、この席は状況によってはとても見づらい席にもなってしまうのです。
また、それぞれの好みによっても見やすい席は変わってきます。
そんなことも踏まえ、今回はいくつかの状況によってどの席が見やすい席なのかを紹介していきます。
映画館の見やすい席は状況によって異なる!
映画館で1番見やすい席は、音響的にも、スクリーンの見やすさ的にも中央ブロックの真ん中の席、もしくはやや後方です。
ネット予約をする際に座席表を見ても、真ん中の席から売れていきますよね!
映画館の大きさによって多少は異なりますが、この辺りの席で見ると、自分の視界にスクリーンがちょうど収まるくらいになるので見やすいようです。
周りに余計なものが映らないので、映画に集中でき、迫力も味わえる席です。
ただ、この席が見やすいと感じるのは、人が少なく空いている席が多い時の話です!
人気の映画が上映されてすぐや休日、割引があるサービスデー(毎月1日の映画の日や毎週水曜日のレディースデー)などの混雑時は、この席が見づらい席になることもあるのです。
混雑していると真ん中の席は見づらくなる?
誰もが映画館で座席を選ぶ際、真ん中周辺で見たいと思いますよね。そのため、真ん中周辺は前後左右に知らない人が座る可能性がとても高いのです。
音響やスクリーンの見え方は空いている時も混雑時も変わらないですが、集中して見れるかどうかは隣に人がいるかどうかで変わってきます。
左右に人がいるデメリットは結構あります。あくまで私の意見ですが気になる点をあげてみますね。
<隣に人が座る時のデメリット>
- 隣の人の話し声が気になる
- ポップコーンを食べている音などが気になる
- 隣の人が携帯を触ることがあれば携帯の光が気になる
- 隣の人が映画の途中で席を立つことがあると避けなければいけない
- 左右の肘かけはどれを使えばいいか戸惑う
映画鑑賞時のマナーとして、「上映中はおしゃべりをしない」、「携帯の電源はOFFにする」とありますが、守れていないことも多々あります。
隣に人がいる時、私が個人的にとても気になるのは肘かけ問題です。
映画館の座席の肘かけは、2座席に3つになっていますよね。隣に人がいると、自分が肘かけを使っていいのがどうか迷い居心地が悪く感じてしまいます。
左右だけでなく、前後に人がいるかどうかでも見やすさは変わってきますよね。
映画館の座席は階段状になっていることが多いですが、前に背の高い人が来ると見づらくなります。
私は背が低い方なので、背が高い人の後ろだと頭を左右どちらかに傾けないと見えない時もあるのです。
また、前の席の人が前屈みの姿勢で鑑賞していると、とても見えづらいです。
前の席だけでなく、後ろに人がいると、悪気はなくても後ろの人の足が前の席にぶつかり、押されたように感じることがあります。
真ん中の席で没入感を楽しみたい場合は混雑時を避け、空いている日に行くのがおすすめですよ♪
映画館に行くならいつがおすすめ?
映画館が空いているのはいつでしょうか?人気の映画は上映が始まってすぐは平日でも混雑していることもあります。
少し我慢して、上映開始から3週間ほど待ってみてはいかがでしょうか。できることなら、休日よりも平日に行く方がおすすめです。
平日に休みを取ることが難しいのであれば、休日の午前の最初の上映の回で見たり、日曜日のレイトショーで見たりするのがおすすめです。
土曜日の午後〜レイトショーの時間と、日曜日の午後は混む時間帯です。見やすい真ん中の席で、ゆっくりと静かに映画を見たい時はおすすめできません。
日曜日は次の日から仕事なので、日曜日のレイトショーは人が少ないことが多いみたいですよ♪
映画館の見やすい席は1人だとどこ?
私はラーメンもカラオケも1人でも楽しめるタイプなので、映画も1人で行くことに抵抗はないのですが、1人で映画に行くのはハードルが高いという人も少なくないですよね。
勇気を出して1人映画に行く時は、左右のブロックの通路側の席がおすすめです!
中央ブロックの席は隣に人が座る確率が高いです。
1人で映画を見に行く際は、両サイドに知らない人が座る可能性もあります。
そうすると、先ほど記載した「隣に人がいる時のデメリット」を両サイドから受けることになります。
1人映画に抵抗がない私でも、両サイドに知らない人がくると居心地が悪く感じてしまうので、1人で映画に行く際は左右の通路側に座るようにしています。
中央のブロックの席から埋まっていくので、左右の通路側に座れば隣席は空いていることが多いです。
ただし、人気の映画の上映がスタートしてすぐや休日は、左右のブロックも埋まるので要注意です。
通路側は、映画が終わって退場する時もスムーズに出ていけることもメリットです。
1人だとお連れ様が出る準備ができるのを待たなくてもいいですし、サクッと帰れますね。
エンドロールを最後まで見ない時もすぐに退出できますよ。
前方の席が好きな人もいる!
1人映画の時は左右のブロックの通路側が見やすいと感じるのは、あくまでも私の意見です。
映画館でどの席が見やすいかは人の好みもありますよね。
私は首が疲れてしんどいと思ってしまう最前列の席も、見やすいという意見もあります。
私の友人は最前列派なので、その理由を聞いて見ました。
<映画を最前列で見るメリット>
- 迫力を味わえる
- 周りに人が来ることが少ないので映画に没入できる
- 足は伸ばしたい放題!
大きなスクリーンで見れることが映画館の醍醐味ですよね。前方の席の方が、自宅のテレビで見るのとは違った迫力を味わえます。
アクション系の映画などは、特に前方で見るか後方で見るかによって迫力が大きく変わってくるかと思います。
また、最前列だと前の人を気にすることもないので、足が前の席に当たる心配もなく、伸ばしたい放題なのは魅力的です。
そんなあなたにおすすめな映画館は、『グランドシネマサンシャイン 池袋』です。
こちらの映画館は12のシアターがあり、そのうちシアター3.5.6.11.12の最前列は寝ながら見れるフラットシートになっているのです。
しかも追加料金なしで通常の席と同じ価格で見れます。没入感を味わうには最高の席です!
機会があればぜひこちらの席で映画鑑賞を楽しんでみてくださいね。
最前列はどうしても首が疲れてしまうと思うので、字幕の映画よりも邦画や吹き替えの映画を見るのがおすすめです。
追加料金を払ってアップグレードシートで見る!
自分一人の世界に浸り、映画を没入したいというあなたには、イオンシネマの一部の劇場で導入されている「アップグレードシート」がおすすめです!
アップグレードシートは追加料金が必要ですが、座席の両サイドにパーテーションが設置されていて、小さな個室のような空間になっています。
横幅は通常のシートの約2倍、足元は約1.5倍の広さで、荷物置きや上着かけのスペースもあります。
もちろん座席内に専用のドリンクホルダーもあるので、隣の人に遠慮する必要がありません。
それだけ贅沢な席なのに、なんと通常の鑑賞料金+500円(税込)で利用できるのです!
しかも1ドリンク付きです!コールドドリンクのLサイズや、ホットドリンクのMサイズが400円以上、ビールなら500円なので、ほぼドリンク代だけで利用できることになります。
2022年5月現在で、アップグレードシートを導入している劇場は以下です。
北海道:江別
東北:新利府
関東:羽生、浦和美園、太田、川口、武蔵村山、日の出、市川妙典、海老名
北越:新潟南、白山、金沢フォーラス
中部:ワンダー
近畿:近江八幡、高の原、茨木、りんくう泉南
九州:福岡
まだ限られた劇場になりますが、今後、全国順次追加予定とのことです。
追加料金を払ってみる特別席は、もっと高額のところが多いので、この価格で利用できるのはとても魅力的ですよね!
映画館の見やすい席は子供と一緒ならどこ?
小学校低学年以下の子供と一緒に映画を見る際に見やすい席は、後方の通路側の席です。
この年齢だと、約2時間の上映時間の間、ずっと集中して見ていられる子は少ないですよね。
子供に人気のドラえもん、コナン、クレヨンしんちゃんなどのアニメの映画でも上映時間は2時間弱あるのです。
立ったり座ったりすると後ろに座っている人の迷惑になるので、集中力がない子供ほど後ろ側の席がおすすめです。
また、映画の途中でトイレに行きたいと言われることも多いです。上映前にトイレに行っていても、上映中にジュースをたくさん飲むと映画の最後までもたないのです。
真ん中の席に座っていると、出ていく際に他の人の迷惑になるので、さっと出ていける通路側の席がおすすめです。
小学校低学年までは、親が気疲れしないように、人に迷惑がかからない席が見やすい席になります。
もちろん、スクリーン的に見やすいのは真ん中の席が一番です。映画館が空いている時は思いっきり真ん中席を楽しんでくださいね!
小さな子供と映画に行くなら、眠くならない午前中の時間に行くのがおすすめですよ。
小学校高学年になれば、大人と同じように集中して見れる年齢かと思うので、通路側にこだわる必要がないかもしれません。
私自身も小学校5年生の頃には家族ではなく、友達と映画を見にいくようになっていた記憶があります。
まとめ
- 映画館の見やすい席は一般的には真ん中であるが状況によって異なる
- 映画館の見やすい席は人の好みによっても異なる
- 勇気を出して1人映画にチャレンジする時は左右のブロックの通路側がおすすめ
- 小学校低学年以下の子供と一緒に行く場合は、人の迷惑にならない席が気疲れしなくて見やすい
- 真ん中の席が好きならなるべく空いている日を狙っていきましょう
映画館の席選びによって映画の余韻の感じ方も変わってきますよね。
私が最前列の端で映画を見て首が痛くなったのは20年以上前ですが、今でもあの辛さは覚えています。
混んでいる時は無理をせず、それぞれのベストな席で映画鑑賞を楽しんでくださいね♪