友達から出産祝いや結婚祝いをもらったとき、「内祝いはいらないよ」と言われる場合があります。
その場合、本当にいらないと思っているのか、それとも社交辞令で言っているのか迷ってしまいますよね。
言葉通りに受け取ってお返しをしなかったら友達に失礼だと思われてしまうのではないか、いらないと言われたらお返しをするとかえって迷惑になるのか…
私も結婚祝いをもらったときに、友達から言われて困ってしまった経験があります。
この記事では、内祝いはいらないと言われたらどう対応すれば失礼にならないのか、ベストな方法を検討してみました!
内祝いはいらないと言われたら友達へどう対応する?
お祝いをいただいたときには、お返しをするのが基本ですが、「内祝いはいらない」と言われるケースも少なくありません。
内祝いがいらないと言われた場合の対応は、難しいです。
お一人で悩まず、ご家族とも相談して対応を決めましょう!
内祝いがいらないと言われたらまずすべきこと
友達から内祝いはいらないと言われたら、まずは相手の真意を見極めることが重要です。
なぜかというと、それによって対応が大きく異なるからです。
内祝いがいらないと言う理由には、次の3つが考えられます。
- 儀礼的なお返しはいらないと思っている
- 経済的・精神的負担をかけたくない
- 社交辞令で言っている
1や2の場合であれば、内祝いをもらうとかえって水臭いと感じてしまうこともあるでしょう。
一方、社交辞令で言っている場合、「内祝いはいらない」という言葉を真に受けてお返しをしないと、非常識な人間だと思われて、その後の人間関係も悪化してしまいます。
このように、内祝いがいらないと言う理由によって対応が変わってしまうので、注意が必要です。
もし、本音か社交辞令か見極めが難しい場合は、内祝いを贈った方が無難だと思います。
贈るべきかどうしても迷った場合は、内祝いを渡す際に「配偶者がどうしてもお返しをしたいと言っており、受け取っていただきたい」と伝えれば、相手も受け取りやすくなりますよ!
内祝いを渡さない場合も感謝の気持ちは伝えよう!
もし、内祝いはいらないと言われた場合でも、お祝いをいただいたお礼は伝えたいですよね。
お礼をいただいた数日以内に、電話やLINEで感謝の気持ちを伝えましょう。
可能であれば、そのときにさりげなく内祝いに関しての本音を探ってみるのも良いかもしれません。
内祝いをしない場合のお礼はさりげなさが重要
仲の良い友達から内祝いはいらないと言われた場合は、内祝いを贈ることでかえって相手が恐縮してしまうこともあります。
そのため、相手に気をつかわせることがないように、さりげなくお礼の気持ちを表現するとよいです。
具体的には、自宅での食事に招く方法や、直接会うときにちょっとしたお土産を用意するなどの方法がありますよ。
お土産は、相手の好みに合わせて、気をつかわせない予算の範囲で選ぶようにしましょう。
食品や洗剤、バスグッズなどの、後に残らないものであれば、相手の負担になりにくいのでおすすめです。
内祝いをしない場合お礼状を送るのもおすすめ
内祝いをいらないと言われたら、改めてお礼状を書くのもいいですね♪
お礼状には以下のことを意識して伝えるようにしましょう。
- いただいたお祝いへのお礼
- いただいた品物の感想
- 今後のお付き合いのお願い
お礼状には「お返し」という言葉は、「もらったから返す」という義務的なニュアンスがあるため、NGなのだそうです。代わりに「お礼」という言葉を使いましょう!
お礼状は、白い便箋にブラックかブルーブラックのインクで縦書きで書くのが正式ですが、仲の良い友達であれば、堅苦しくなりすぎる必要はありません。
メッセージカードや、内祝い専用のポストカードなどを活用するのもおすすめです!
手紙のルールやマナーにこだわりすぎず、あなたの言葉で感謝の気持ちを表現するとよいでしょう。
内祝いはいらないと言われたら上司へどう対応する?
友達から内祝いはいらないと言われたらどう対応するかを考えてきましたが、上司から内祝いはいらないと言われたらどうしたらいいでしょうか?
仕事を続けていく上で、職場の人間関係はとても大切ですよね。
だからこそ、内祝いはいらないと言われてしまうと、対応に困る気持ちよくわかります。
上司や同僚などの会社関係の人から、お祝いをいただいた場合は、いらないと言われた場合でも内祝いを贈るのがマナーです。
上司であれば、すでに結婚をしている先輩や同僚にどう対応したかを聞くのが確実でしょう。
ですが、あまり悩まず「迷ったら贈る」と決めてしまった方が、精神的に楽かもしれませんね。
会社の方からのお祝いは連名でいただくこともありますが、お菓子やタオルハンカチなどのプチプライスのギフトにメッセージを添えて個別でお返しするとより丁寧です。
内祝いはいらないと言われたら親戚へどう対応する?
では、親戚から内祝いはいらないと言われたら、どうしたらよいでしょうか?
親戚の場合は、日頃の付き合い方によって判断します。
両親や祖父母などごく親しい親戚の場合は、今後の生活のことも考えて気をつかわなくていいと言ってくれることもあるでしょう。
いらないと言われたら、お言葉に甘えて素直に受け取るのも一つの方法です。
両親や祖父母は、実際にあなた方ご夫婦の幸せそうな姿や、赤ちゃんの元気な姿を見せるのが一番喜ぶのではないかと私は思います。
遠くに住んでいて、会うのが難しいという場合は、お礼状に写真を添えるのがおすすめです。ビデオ通話をするのもいいかもしれません♪
親戚の場合、普段から付き合いのある叔父叔母などの迷う関係の方もいますよね。
そういった方からいらないと言われたら、内祝いを贈ると他人行儀だとかえって怒られてしまったという例もあるようです。
とはいえ、親戚からもらうお祝いは高額なので、何もお返ししないのは気になるという場合もあるでしょう。
本来、内祝いの相場はいただいた金額の2分の1~3分の1程度といわれています。
ですが、お祝いが高額な場合はあなたの負担が大きくなってしまいますし、相手も気をつかうので、金額にはこだわらなくてもいいでしょう。
具体的には、結婚の場合は、新婚旅行のお土産を豪華なものにするという方法。
出産の場合は、赤ちゃんを連れて遊びに行くときや、お相手が自宅に来るときに、相手が喜ぶ手土産を用意する方法などがありますよ。
親戚の場合、今後は長い付き合いになりますし、内祝いをどうすべきかはご両親に相談するのもいいかもしれません。
まとめ
- 友達が内祝いはいらないと言う理由は、気遣いや本音の場合と社交辞令の場合がある
- 内祝いを渡さない場合も必ず感謝の気持ちは伝えるべき
- 友達に内祝いはいらないと言われたら、さりげない方法でお礼を伝えよう
- 上司から内祝いはいらないと言われても、贈るのがマナー
- 親戚から内祝いはいらないと言われたら、日頃の付き合いで判断する
お祝いをいただいた相手によって、ベストな対応が違うため、難しいですね。
特に友達は、親しさの度合いもさまざまで、対応を迷うことがあると思います。
内祝いはいらないと言われたら、一人で悩まずにご家族とよく相談して対応を決めて、その後の人間関係を円滑に進めてくださいね。