新居ではお気に入りの可愛いカーテンをつけて、ベランダには植木鉢で可愛いお花や家庭菜園、なんて想像すると楽しいですよね。
しかし、実はその行動で空き巣に狙われやすくなってしまいます。
ベランダの防犯対策をしないと、女性の一人暮らしであることがバレてしまったり、侵入しやすいベランダになってしまったりします。
女性の一人暮らしで、侵入しやすいベランダとなると、狙わない空き巣はいないはずです。
そのため、女性の一人暮らしの防犯はベランダをしっかりと対策しましょう。
防犯グッズも紹介するので、最大限に活用してくださいね。
しっかり対策をして、安心で楽しい一人暮らしライフを送りましょう!
女性一人暮らしの防犯はベランダが肝心な理由とは?
低層階のマンションでは、空き巣はまずベランダから侵入しようするのを知っていましたか?
とは言え、最上階だから安心というわけではありません。
屋上からベランダに降りて侵入したり、雨どいや排水管を通じてベランダに侵入されたりするケースもあるようです。
最上階だという油断から、鍵の締め忘れた部屋への侵入が多いとも言われているんですよ。
そして、住宅が密集している場所では隣の建物から、電柱や塀を使って侵入することもあります。
私たちの想像を超えて、あの手この手で侵入するのが空き巣です!
ベランダが標的になる理由を理解し、女性一人暮らしの防犯対策はベランダを念入りに行っていきましょう!
ベランダに侵入する時の足場になる物がある
ベランダやその付近には足場になる物が多く、意外と侵入しやすい場合があります。
何気なく置いたゴミ箱や植木鉢も足場となり、犯罪に使われてしまうこともあります。
特にカーポートは、ベランダに近いと屋根に登って侵入することができるので、狙われやすいです。
そして、ベランダ付近に木があると足場に使われることがあるので、切って調整するなどしましょう。
また、ベランダの柵の隙間を足かけとして使われてしまうケースも。
このように、特に気にしていない日常のものでも足場となるので、対策は必須ですよ。
ベランダに死角が多い
ベランダが物やゴミで乱れているとその隙間に隠れられるので、空き巣にとっては良い環境となってしまいます。
そして、ルーズな人物が住んでいる印象を与えてしまい、狙われる可能性が高くなります。
また、ベランダはプライバシー保護の観点から、しゃがむと外から見えなくなる設計のことが多いようです。
外から見られないと通報されるリスクも低く、空き巣は落ち着いて犯行が行えるので、物やゴミで死角が多いと狙われやすくなってしまいます。
ベランダを通じて隣の部屋に侵入しやすい
しっかりとした作りの柵の隙間を足場にしやすいのが、ベランダが狙われやすい原因です。
マンションの場合、1つのベランダに侵入できると隣の部屋へ移動することも可能な状態となります。
ベランダの近くに排水管などがあると、その可能性は更に高まります。
1つの部屋だけではなく複数の部屋を狙えるとなると、空き巣にとってはかなり好都合となってしまいます。
ベランダに洗濯物を干している
洗濯物から大体の家族構成、年代、性別が分かってしまいます。
女性の一人暮らしであることが分かってしまうと、特に狙われやすくなります。
洗濯物は室内で干すか、男物の衣類を混ぜるなどの対策をしましょう。
また、雨でも取り込まれずに干しっぱなしの状態だと、留守だと気付かれて狙われる可能性もありますね。
カーテンが女性物
空き巣はカーテンの色や柄で、男性か女性のどちらが住んでいるか判断することもあります。
男性の一人暮らしで、ピンクのカーテンを選ぶ方は少数だと思います。
そのため、女性の一人暮らしでも男女問わないようなシンプルな色と柄のカーテンがおすすめですよ。
そして、レースカーテンは遮像レースカーテンにして、室内の様子を知られないようにすることが重要です。
ベランダを対策するだけで防犯効果は高くなるので、まずはベランダから防犯対策を徹底しましょう。
女性一人暮らしの防犯は賃貸物件選びも重要
あなたは、狙われやすい賃貸物件があるのをご存知ですか?
女性の一人暮らしでは、防犯を意識した賃貸物件選びが重要で、防犯設備が整っているに越したことはありません。
どんな防犯設備があるのか、賃貸物件を選ぶ際に事前にチェックするポイントを紹介しますね。
付いていると安心な防犯設備
防犯設備はたくさん付いているほど安心なので、賃貸物件選びの際にはよく確認しましょう。
- オートロック
- モニター付インターホン
- 防犯カメラ
- ホームセキュリティ
- 防犯性の高い鍵
- 浴室乾燥機
- 宅配ボックス
- 2階以上の部屋
- 洗濯機置場が室内にあるか
- 管理人常駐
<オートロック>
エントランスに付いており、訪問者が来た場合は室内でロック解除を行います。
そのため、オートロックが付いていると、基本的に入居者以外は建物の中に入れません。
<モニター付インターホン>
玄関で対面することなく、モニターで訪問者の確認と通話ができます。
一人暮らしでの急な訪問は、誰だろう?と少し不安になるので、対面することなく確認ができるのは安心ですよ。
<防犯カメラ>
防犯カメラが設置されているだけで、犯罪を防ぐ効果があります。
共用部分に設置されていることが多いので、どこについているか確認しましょう。
<ホームセキュリティ>
部外者の侵入をセンサーで察知すると、警備会社に自動通報して警備員が駆けつけます。
センサーで察知しなくても、非常時にはボタンを押して通報するシステムもあるため安心です。
<防犯性の高い鍵>
防犯性が高いディンプルキーやウェーブキーで、ドアに鍵が2つついているダブルロックが安心です。
また、暗証番号や指紋認証、カードキーなどのキーレス錠は、鍵穴がないのでピッキング自体されません。
<浴室乾燥機>
浴室乾燥機が付いていると、浴室に洗濯物を干して、衣類を乾かすことができます。
外に洗濯物を干さないので、洗濯物から女性の一人暮らしだとバレる心配がありません。
天気が悪い日や、遅い帰宅の時でも気にせず洗濯物を干せるので便利ですよ。
<宅配ボックス>
宅配ボックスを設置してると、宅配業者と顔を合わせることなく荷物の受け取りができます。
女性一人暮らしだと、時間帯によっては対面で受け取るのに抵抗がある場合もありますが宅配ボックスが解決してくれますよ。
また、宅配業者を装った事件に巻き込まれる心配もありません。
<2階以上の部屋>
1階の部屋は、2階以上の部屋より比較的侵入しやすく狙われやすいので、1階の部屋は避けた方が無難です。
ただし、2階だから安心というわけではなく、室外機や配管に足をかけて侵入が可能なので、防犯対策はしっかり行いましょう。
<洗濯機置場が室内にあるか>
家賃が安い物件でたまにあるのが、洗濯機置場が玄関の横や、ベランダにあることです。
洗濯物の盗難のリスクもあるので、洗濯機置場が室内にあるのはとても重要ですよ。
<管理人常駐>
管理人室は、出入り口付近にあることが多いので、建物に出入りする人を監視できる状態にあります。
不審者は人の目を気にするので、管理人が常駐しているだけで犯罪抑止になります。
賃貸物件を選ぶ際の事前チェックポイント
賃貸物件を選ぶ際には、防犯のためにチェックした方がいい項目があります。
- 治安の良し悪しを確認する
- 死角になる場所はないか
- 玄関を開けた時に室内が丸見えにならないか
- 共用部分も要チェック
昼間だけではなく、夜の雰囲気も確認しておきましょう。
昼間は治安が良くても、夜になると街灯が少なかったり、居酒屋が多く酔っ払いが多かったりすると、治安がいいとは言えません。
また、宅配などで玄関を開けた際に、室内が丸見えにならないか確認しておきましょう。
丸見えになる場合は、のれんなどで対策してくださいね。
そして、見落としがちなのが共用部分のチェックです。
エントランス、廊下や階段、エレベーター、駐輪場などの共用部分の管理が行き届いて掃除がきちんとされているか確認しましょう。
管理が行き届いておらずゴミだらけでぐちゃぐちゃな状態だと、隙だらけで空き巣にとっては好都合な状態と言えます。
女性一人暮らしの防犯グッズおすすめ7選!
女性の一人暮らしでも簡単に設置可能な防犯グッズを見ていきましょう!
侵入までに5分かかった場合、約7割が侵入を諦めると言われており、侵入するのに時間がかかるような防犯対策をするのが重要ですね。
女性の一人暮らしは、防犯グッズを最大限に活用して対策しましょう!
センサーライト
人の動きによってライトが光るので、在宅中に侵入された場合にすぐに気付くことができます。
夜の暗がりでライトに照らされて、焦らない空き巣はいないでしょう。
また、留守中でもライトが光ることで、防犯意識の高さをアピールし、物を盗むのは難しいと感じさせられます。
防犯カメラ
録画機能がないフェイクの防犯カメラもありますが、防犯カメラの有無を気にしない空き巣はいないので、設置すると防犯意識の高さをアピールできます。
また、不在時に何かあった時に録画してあると犯人を特定することができるので、防犯としてはかなり効果的ですよ。
防犯フィルム
空き巣はベランダから侵入して、窓ガラスを割り、鍵を開けて侵入することが多いようです。
そこで、窓に防犯フィルムを取り付けて対策しましょう。
防犯フィルムは、貼っても窓ガラスにヒビが入りますが、ガラスは取り除かれないので鍵は開けられません。
ただし、防犯フィルムはかなり粘着力が高く剥がすのが困難なので、退去の際に問題になる場合があります。
取り付ける前に、大家さんや管理会社に確認してから貼るのが安心ですよ。
補助錠
補助錠は、二重鍵にすることで、開錠するまでの時間を稼げるアイテムです。
玄関用や窓用などたくさんの種類があり、1,000円以下で販売されているのが嬉しいポイント。
ガラスや窓枠、レール部分に後付けできるので、ぜひつけましょう!
粘着テープで貼るだけなので簡単に取り付けられますが、防犯フィルム同様に粘着力が高く、剥がすのが困難な場合もあります。
取り付ける前には、大家さんや管理会社に確認をするのは必須ですよ。
ドアスコープカバー
ドアスコープは、室内から外の様子を確認する為のものですが、外からも室内の様子を確認できてしまいます。
ドアスコープカバーを付けると外から覗かれるのを防ぐことができ、明暗も分からないので留守を確認させない効果も期待できます。
ドアスコープを使いたい時には、カバーをずらすだけなので、手間がなく便利です。
防犯砂利
防犯砂利は、空き巣が歩いた時に音が出るので、その音で侵入に気付くことができます。
掃除機と同じくらいの大きさの音が出るものもあります。
そのため、ベランダに撒いておくと、空き巣の侵入に気付きやすくなるでしょう。
しかし、素材によってはすぐに粉々になってしまうものや、優れた機能性のものは高価な場合もあります。
どれを選ぶべきか、よく吟味するようにしてくださいね。
スマートロック
スマートロックとは、スマートフォンアプリやICカードの電子機器で施錠管理するシステムのことです。
基本的にオートロック機能が搭載されており、鍵を閉め忘れて外出してしまった時にも施錠可能で、いつ誰が鍵を開閉したかを確認できる機能もあります。
しかし、施錠ツールであるスマートフォンなどを忘れて外出すると、オートロック機能により締め出されてしまうデメリットがあるので、注意が必要です。
紹介したアイテムは、女性の一人暮らしでも簡単に取り付けられる防犯グッズばかりです。
しかし、防犯フィルムや補助錠は高い粘着力で取り外すのは簡単ではありません。
退去の際に原状回復できずに高額な請求をされないために、防犯対策を行う前には大家さんや管理会社に必ず確認をとりましょう。
また、センサーライトや防犯砂利は隣人の迷惑となる場合があり、トラブルになるケースもあるので注意してくださいね。
まとめ
- ベランダは、洗濯物やカーテンの色から女性の一人暮らしなのかバレることがあり、死角や足場があると侵入されやすいため防犯対策はとても重要
- ベランダに室外機や柵、ベランダ付近にはカーポートや木などの足場になるような物があると、侵入しやすくなるので狙われやすい
- 女性一人暮らしの賃貸物件を選ぶ際にはどんな防犯設備があるか確認し、街の治安の良し悪しや共用部分の管理が行き届いているかも確認する
- 侵入するのに5分かかると7割が侵入を諦めるので、防犯グッズを活用して侵入を諦めるような防犯対策をする
- 取り外しが難しい防犯グッズは、退去の際に高額な請求をされないために、取り付ける前に大家さんや管理会社に必ず確認をとる
ベランダのカーテンや洗濯物で女性の一人暮らしかバレてしまうのは盲点でしたね。
しかし、防犯グッズもたくさんの種類があり、意識して対策を行うと逆に空き巣は寄り付かなくなります。
まずはベランダから防犯対策をして、安心して一人暮らしを楽しみましょう!