仕事や学校が忙しく、帰宅が夜遅くなってしまうこともありますよね。
しかし、女性が夜道を一人歩きするのは犯罪に巻き込まれる確率が高く、大変危険です。
夜は危険っていうけど、何時までなら安全?
女性が一人歩きしても安全なのは何時までなのか、気になりますよね。
結論から言うと、明確に「何時までなら安全」というのはありません。
明るい時間であっても、犯罪に巻き込まれてしまうときは巻き込まれてしまいますし、夜遅い時間に一人歩きしても何事もなく帰れることもあります。
ただし、犯罪が多くなる時間帯というのはあります!
また、時間以外にも犯罪に巻き込まれないために女性が気をつけたいポイントもありましたので、あわせて紹介します。
女性の一人歩きは何時までなら大丈夫?危険な場所は?
先ほどもお伝えした通り、女性の一人歩きは、何時までなら安全というのは明確にはありません。
時間に関係なく、周りが暗くて人がいない場合は危険だといえるでしょう。
性犯罪が多い時間帯とは
一日のうち、夜間はひったくりや強盗などの街頭犯罪が多い時間帯と言われています。
なかでも女性は、強姦や強制わいせつ、痴漢など性犯罪の被害に遭ってしまう可能性が高くなります。
令和2年の警視庁の都内における性犯罪(強制性交等・強制わいせつ・痴漢)の発生状況データを見ると、全体的に発生件数が多いのは、20時から夜中の2時頃まででした。
また、通勤や通学の時間である朝の8時から9時頃と、帰宅時間である15時から17時頃も多い傾向にあります。
小学生や中学生、高校生などの学校へ通う女の子を狙った犯罪も多いということですね。
ちなみに、被害者は20代の女性がもっとも多く、次いで「10代」「30代」となっていました。
通勤や通学の時間は、どうしても一人歩きせざるを得ないときがありますよね。
より一層気をつけなければならないと思いました。
一般的に何時までなら一人歩きする?
他の女性が何時までなら一人歩きするかも調べてみました。
ネットの情報だと、「22時~23時まで」という意見が最も多かったです。
ただ、同じくらい「何時まででも気にしない」という意見も多く、驚きました。
その一方で、「暗くなったら外には出ない」という意見もあり、人によって意識の差が大きい問題なのだと感じました。
個人の感覚の違いもありますが、住んでいるところが田舎か都会か、人が多いか少ないか、街灯があるのかどうかなどの環境の違いによっても変わるようです。
あとは、「実際にこわい目に遭ったかどうか」というのがとても大きいようです。
私は、運よく、これまで性犯罪の被害に遭ったことはなく、何時でもあまり気にしないタイプでした。
ですが、今回この記事を作成するにあたって、性犯罪の被害についてあらためて知ると、外が暗くなったら極力一人歩きはしないようにしようと決めました。
女性の一人歩きで夜の危険な行為とは?
女性の一人歩きでも、特に夜が危険だということがわかりました。
周囲を警戒する気持ちがないと、不審者に目をつけられやすくなってしまうそうです。
特に夜、一人歩きをするときは警戒心を持ち続けるようにしましょう!
女性の夜の一人歩き中に危険な行為は以下の通りです。
- ながら歩き
- 近所のコンビニに寄る
- 人通りの少ない道を通る
- ゆっくり歩く
- 露出度が高い服装をしている
無意識のうちにしてしまっている行動も多いのではないでしょうか?
上記のような行為がなぜ危険なのか、くわしく解説していきます。
ながら歩き
イヤホンをして音楽を聴いたり、スマホを触ったりしていると、周囲への意識が薄くなるため、後ろから怪しい人や車などが近づいてきても異変に気づくことができません。
性犯罪だけではなく、ひったくりなどの犯罪にも遭いやすくなるため、大変危険です。
特にスマホは、暗い中でもスマホの光があなたがいるという目印になってしまいます。
ただ一人で歩いているだけでは暇だな~と思ったり、連絡があってつい返したくなったりしてしまう気持ちはわかりますが、絶対にやめましょう。
近所のコンビニに寄る
帰り道にコンビニがあると、つい立ち寄って買い物したくなってしまいますね。
しかし、夜のコンビニは、意外と危険な場所だそうです。
コンビニで女性を物色し、そのままあとをつけてくる不審者もいるそう。
また、「夜一人歩きでコンビニに寄るということは、その近くに住んでいる可能性が高い」と思われてしまうため、目をつけられてしまうと、家が近所だとバレてしまいます。
そのため、なるべく夜遅くにコンビニに寄るのは避けましょう。
暗く人通りの少ない道を通る
学校や仕事で疲れている帰り道は、近道したくなりますよね。とにかく早く帰った方が安心と思う気持ちもあるかもしれません。
しかし、人通りの少ない道や、街灯が少ない道は一人で歩くときには、いくら近道であっても避けた方がよいでしょう。
こういった道は、大通りに比べると不審者が潜んでいる可能性が高いからです。
どうしても歩かなければならないときは、後ろを振り返るなど周囲を確認しながら歩きましょう。
警戒していることがわかると、不審者にも狙われにくくなります。
ゆっくり歩く
疲れているので、どうしても歩くスピードが遅くなってしまうこともあるかもしれません。
不審者は油断している女性を狙うことが多いので、ゆっくりだらだらと歩くのは大変危険です。
不審者に隙のない印象を与えるためにも、帰宅時はなるべく早く歩くほうがいいです。
私もたまにやってしまっていることがあるので、気を付けようと思えました!
露出度が高い服装をしている
露出度が高い服装は、どうしても不審者に狙われやすくなります。
「不審者のせいで自分が着る服を制限されるのは嫌だ!」と思うかもしれませんが、あなたの身を守るためです。
夜道を一人歩きするときだけでも、羽織るものを用意するなど極力露出を控えるようにしましょう。
お出かけをするときは、上着だけでも余分に持っていくといいかもしれませんね。
女性の一人歩き時の防犯対策方法
女性でも、どうしても一人歩きせざるを得ないときがありますよね。
家族に迎えを頼んだり、タクシーを使ったりできればいいですが、毎日となると難しいです。
そんな場合に、少しでも被害に遭わないようにするための防犯対策の方法をご紹介します。
- 出来るだけ明るくて人通りの多い道を選ぶ
- 防犯グッズを携帯する
- 早歩きをする
- 帰り道のルートを日によって変える
- すぐに逃げ込める場所を把握しておく
- 自宅前で最終確認をする
- 鍵をかける習慣をつける
- 一緒に住んでいる人がいると思わせる
意識すればすぐに実行できるものが多いので、ぜひ一人歩きせざるを得ないときの参考にしてください!
出来るだけ明るくて人通りの多い道を選ぶ
先ほどもお伝えした通り、暗くて人通りの少ない道は大変危険です。
大通りであれば街灯やお店も多いので、何かあったときに助けを求めやすいです。
悪いことをしようと思ったら、見つかりにくい場所を選びますよね。
一人歩きするときは、少し遠回りになってしまうとしても、できるだけ明るく人通りが多い道を通るようにしましょう。
防犯グッズを携帯する
防犯ブザーなどの防犯グッズを常に携帯するようにしましょう。
そして、いざというときにはためらわずに鳴らしてくださいね!
防犯ブザーは音で犯人を威嚇することができますし、持っているだけでも抑止力になります。
大人が持っていても子どもっぽくならない防犯ブザーもありますよ!
周りからも見える場所であり、あなた自身が使いやすい場所に身につけておくといいですね。
いざというときに電池が切れていては意味がないので、定期的に確認をしましょう。
ほかにも、いざ襲われてしまった時にも、防衛できるようなグッズを持っておくのも大切です。
こちらはムチのようなもので、夜に一人歩きをする際、片手に持っておくと安心です。
サイズもそこまで大きくないので、女性でも簡単に使いこなせますよ♪
夜の一人歩きはやはり怖いので、しっかりと防犯グッズで対策をしておきましょう。
早歩きをする
早歩きをすることで、犯罪者に隙のない印象を与えることができます。
一人歩きでなくても、普段から隙のある人の方が、声もかけやすいですよね。
仕事などで疲れているうえに、早歩きをしないといけないのはしんどいと思うかもしれません。
しかし、速く歩けばその分自宅にも早く着きますので、最後のもうひと踏ん張り!頑張りましょう。
帰り道のルートを日によって変える
毎日同じ時間帯に同じ道を通ると、あなたのライフスタイルを悟られたり、住所を特定されたりする恐れがあります。
なるべく自宅までのルートは複数用意し、日によって違う道を通るようにするのが理想的です。
この時もできるだけ明るくて、人通りの多い道を選ぶと安心ですね。
特定されにくいようにランダムに帰るといいかもしれません!
すぐに逃げ込める場所を把握しておく
帰り道のルート付近にある交番やコンビニ、お店など、いざというときにすぐに逃げ込んで助けを求められる場所を事前に確認しておきましょう。
不審な人につけられていると感じたときにも、自宅に直接帰らずに、近くの交番やコンビニ、お店などに入り、助けを求めたほうがよいです。そして、すぐに警察に相談しましょう。
なぜなら、自宅に直接帰ると、不審者に自宅がバレてしまいますし、そのまま被害に遭ってしまうケースもあるからです。
実際、警視庁のデータを見ても、住宅で犯罪に遭うケースがとても多かったです。
自宅前で最終確認をする
一人暮らしの女性はもちろん、家族と暮らしている場合でも自宅に誰もいないときには、自宅に入る前に一度周囲を確認するようにしましょう。
鍵を開け、ドアを開けた瞬間に後ろから押し入られるケースがあるためです。
自宅がマンションで、エレベーターを利用する場合も同じように周囲を確認するようにしましょう。
不審者がマンションの住民を装って、エレベーター内に一緒に乗り込んでくることも考えられます。
エレベーターは密室となってしまいます。不審者と二人きりにならったらとても危険です。
そうならないように、エレベーターにはなるべく一人で乗るようにしましょう。
怪しい人が乗ってきて、少しでもこわいと感じた場合は、次の階のボタンを押して、すぐに降りるなどしましょう。
エレベーターで乗る位置は、ボタン操作盤の前がよいです。
なぜなら、何かあったときに、非常ベルがすぐに押せるからです。
相手に背中を見せないように、壁を背にして立つようにしましょう。
鍵をかける習慣をつける
出かけるときは、鍵をかけたかしっかり確認すると思いますが、家にいるときは鍵をかけないでいることも多いのではないのでしょうか?
特に一人暮らしの女性はそれでは大変危険です!
ドアを開けたら、サッと入ってすぐに鍵を閉めましょう。
私の実家は、田舎ということもあってか、日中家に誰かがいるときに鍵をかけるという習慣がありませんでした。
今は結婚して夫と二人暮らしですが、自宅に一人でいることや、先に私が帰ることも多いです。
それだとリスクとしては一人暮らしの女性と変わらないのに、うっかり鍵をかけないままでいることも多いので、気をつけなければいけないと思いました。
また、玄関など犯人の侵入口になりそうなところには補助鍵を付けておくと安心ですよ。
もう一つ鍵穴を付けておくタイプや、現在の鍵をスマホと連動させて使用するタイプなど多くあります。
鍵をいくつも持ち歩くのも面倒で、スマホと連動させるのも不安というあなたには、内側から鍵をかけるタイプの補助鍵もあります。
これは在宅中の安心のためなので、帰宅後は鍵を2つかけておく必要がありますが、在宅中の不審者の侵入リスクを下げることができるのは安心ですね。
ただ、補助鍵の種類によっては工事が必要なものもあるので、賃貸では厳しいということも多いです。
あなたの生活スタイルに合わせた補助鍵を購入してみてください。
一緒に住んでいる人がいると思わせる
自宅に誰もいなくても、帰宅時に「ただいま」と声をかけたり、ブザーを押してから入ったりするなどして、2人以上で暮らしているように装いましょう。
そうすることで、不審者の警戒心が高まり、犯罪を抑止することができますよ。
誰かがほかにもいるのだとわかっていて入ってくることは、不審者側のリスクも高くなるのでできるだけ避けたいですよね。
ドアを開けたら声をかけたり、ブザーを押してからはいったりする以外にも、男性が一緒に住んでいると思わせるために男性用下着や衣類を干しておくという方法もありますよ。
いくつかの方法を実行するのが安心ですが、1つだけでもやってみると何もしないのに比べて安心ですよね。
誰もいないのに実行するのは照れるかもしれませんが、安全の為なのでぜひ実行してみてくださいね。
まとめ
- 女性の一人歩きは何時までなら安全ということはない
- 何時まででも、暗くて周りに人がいない状況は注意すべき
- 20時~夜中の2時までは特に性犯罪が多い時間帯
- 女性が一人歩きする場合は油断は禁物
- 女性が一人歩きする場合は、防犯対策が必須
今回調べてみて、女性の一人歩きは大変危険であり、何時までなら安心ということはないのだと痛感しました。
ただ、どうしても一人歩きせざるを得ないこともありますよね。
そのときに、あなたが被害に遭わないようにこの記事が少しでも役に立てれば幸いです。