40代から一人暮らしを初めてする不安を解決しよう!貯金は?部屋は?

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40代で初めて一人暮らしを決意したあなたの心は、晴れ時々曇りといったところではありませんか?

初めての経験、自由な一人暮らしに心躍らせる一方で、40代から初めて一人暮らしをすることはとても勇気がいることです。

一人暮らしを始める時期に適齢期はありませんが、一般的に多いのは進学や就職などで転機が多い10代後半から20代前半の年代とされています。

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一人暮らしを初めてするんだけど、何か気をつけなくちゃいけないことあるのかな?

という不安を、なかなか周りの誰かに相談できずに困っていませんか?

この記事では、40代で初めて一人暮らしをすることにしたあなたの不安を、同じ40代の私が一緒に考えていきます。

いくつになっても初めてのチャレンジは勇気がいることです。勇気あるあなたの新しい生活に幸あれ!

40代で一人暮らしを初めてする前に知っておきたいこと

40代で一人暮らしを初めてするあなたに、知っておいてほしいことがあります。

一人暮らしをすることは、何歳から始めても不安がつきものです。

それでも20代の時には、同じ一人暮らし初心者の仲間がいる場合がほとんどでした。

30代で初めての一人暮らしをする場合でも、不安を相談したり分かち合ってくれたりする仲間が多いでしょう。

40代で初めての一人暮らしを始めた人は、私の友人や知人の中で一人しかいません。

多くの場合がすでに早い年代から一人暮らしを始めているか、家族と一緒に住んでいるかのどちらかです。

それだけに「一人暮らしをする」ことへの不安を、周囲に相談して解消できずに抱え込んでしまうケースが多いようです。

40代の初めての挑戦を安心して始めるために、次の4つのことを心にとめておきましょう。

一人暮らしの一番の大敵は寂しさ

一人暮らしの大敵は寂しさ、孤独感です。私も初めて一人暮らしを始めたとき、「部屋に一人きり」ということに、なかなか慣れることができませんでした。

リビングに行けば誰かがいる、自室にいても他の部屋にいる家族の生活音がする、そんな実家での生活からガランとした部屋に一人きり…

耐えられず、気が狂いそうになるほどの寂しさを感じることもありました。

寂しさが大きくなると、孤独感だけではなく恐怖心すら生まれてしまう場合もあります。

隣の部屋の生活音が極度に気になったり、自室の隅から聞こえた些細な音に怖がってしまったりする場合もあります。

日々の生活をしていく上で環境に慣れ、孤独感や恐怖心が薄れていくことが多いのですが、油断は禁物です。

私たち40代は、人生の折り返し地点を目前に控え、また早い場合は更年期などの体調の変化も始まります。

人生の先行きについて考え、体調の変化と向き合いつつあるのです。それに伴い、心が揺れやすい時期でもあります。

生活のリズムを整えたり、外部とのつながりを積極的に持ったりするなど、寂しさを感じにくい工夫をしてみましょう。

体調が悪くなった時のことを考えておこう

明日の朝起きて、一歩も動けないほど体調が悪くなっていたとしたら、あなたは誰に連絡をしますか?

40代の私たちの親の世代に、頼れない場合もあるでしょう。

兄弟や友人がいてもそれぞれに家庭を持って忙しい、遠く離れて住んでいるなどで頼りづらいケースも多いかもしれません。

だからこそ、万が一の困った時に誰を頼るのかを、ちゃんと決めておきましょう。

実際に私の友人が40代で一人暮らしを初めて一番困ったことが、「体調が悪くなって動けなくなった時」だったそうです。

朝起きたとたんに腰に激痛が走り、ベッドから起き上がることすらできず、トイレには這いつくばって途方もない時間をかけて行ったそうです。

親はすでに他界、一人っ子なので兄弟はおらず、友人は近くに住んでいない…ふと「孤独死」という言葉すら浮かんだと言っていました。

それ以来、何かがあっても何とかできるように、なるべく多めの食料品を備蓄するようにしたそうです。

そして、人付き合いが苦手な彼ですが「最低限の近所づきあいだけはしておこう」と思ったそうです。

私たち40代は、まだまだ働き盛りの世代です。「万が一」を想像しづらいかもしれませんが、それでも確実に身体は老化しつつあります。

いつ何が起こるかは誰にもわかりませんし、体調面のことでいえば20代や30代の頃と比べると不調が起きやすいといえるでしょう。

万が一の時にあなた自身や周囲の人が困らないよう、事前にできることはやっておきましょう。

例えば、万が一の時の緊急連絡先を冷蔵庫に貼っておいてもよいですね。

賃貸?持ち家?老後も視野に入れておこう

一人暮らしをするあなたに、ちょっと耳が痛いことをもう一つ伝えなければなりません。

実は、40代で一人暮らしを賃貸で始める場合、保証人が不十分だという理由で入居を断られるケースが少なからずあるのです。

兄弟など働き盛りの近しい人が保証人なってくれるケースはよいのですが、独身で兄弟もいない場合、まず保証人の候補にあがるのが親でしょう。

しかし、部屋を貸す側からみると40代の親の世代、すなわち年金生活をしている世代の親では十分な保証人とはいえないのです。

問題なく賃貸契約が出来た場合も、今後転居する場合にリスクが生じる可能性があることを知っておきましょう。

また持ち家の場合は、老後の生活も見据えた物件の購入や、ローン契約が必要になります。

自分が亡くなった後に相続する人がいるのかどうかまで、考えておきましょう。

あなたが思い描く、今後の人生設計に応じた物件選びがとても大切です。

一人暮らしを存分に楽しもう!

しっかりと向き合ってほしい不安要素を先にお伝えしましたが、知っておいてほしいことの最後は「あなたの人生を楽しもう!」ということです。

自由で気ままな一人暮らしを退屈で寂しいものにするもの、落ち着いた幸せなものにするのもすべてはあなた次第です。

40代になると、ひとそれぞれ暮らしぶりに大きな違いがでてきます。

若い時からいつもつるんでいた仲の良かった友人も、今は子育てや仕事に追われているかもしれません。社会的に成功して悠々自適な生活を送っているかもしれません。

30代以降からその違いは大きくなってきていませんか?40代はさらにその違いが明確になる年代です。

大切なのは、人との違いに気を取られずに、あなた自身の暮らしをしっかりと生きていくことです。

一人暮らしの大敵である寂しさに蝕まれてしまうと、孤独感からあなた自身と周りの人との暮らしの違いにばかりに気持ちがいってしまいます。

その気持ちをこじらせると「私の人生、こんなはずじゃなかった」とまで思い詰めてしまうケースがあるのです。

あなたの今までの人生は、あなた自身が幸せになるために選んできた大切な道のりです。

寂しさにとらわれそうだな、と自覚がある人は、なるべく外に出たりペットを飼ったりするなどの対策をしてみましょう。

テレビやラジオをつけっぱなしにして無音状態を作らないようにする、電気をつけたまま外出して帰宅時は明るくしておくという対策もあります。

電気代のコストも気になるところですが、防犯対策にもなるのでおすすめですよ。

一人暮らしはあなた自身との対話時間がたっぷりあります。ぜひ、あなたらしい生活を築いて楽しんでくださいね。

40代での一人暮らしには貯金がいくら必要?

40代で一人暮らしをするのには、いくらの貯金が必要なのでしょうか?

実家から家賃7万円の賃貸物件に引っ越す場合、最低でも50万円以上の貯金があるとよいでしょう

賃貸物件の契約には、家賃の他に敷金や礼金、火災保険料や鍵の交換費用などがかかります。その総額の目安は、月の家賃の約5か月分の費用がかかると言われています。

さらに引っ越し代で5万円、最低限の家具・家電で10万円を考慮にいれると、合計50万円という計算になります。

なるべく荷物を減らして引っ越し代を節約したり、家具・家電はアウトレットショップで購入すると、費用を抑えることができるのでおすすめですよ。

40代からの一人暮らしには、さらに生活防衛費も貯金できているとなおよいでしょう。

生活防衛費というのは、働けなくなって収入が減少した場合に備える、緊急の予備資金です。

何歳であれ、不測の事態に備えた予備資金はあった方がよいのですが、40代からは健康面でのリスクが増えるため、マストといっても過言ではありません。

生活防衛資金は、生活費の3~6か月分程度が目安とされています。

一般的な40代一人暮らしの生活費は、住居費を除いて15万円程とされていますので、45~90万円程度の生活防衛費があると安心ですね。

もちろんこの15万円には家賃などの住居費は含まれていませんので、あなたの住居費の最低でも3か月分も上乗せしましょう。

生活防衛費は、他の預貯金とは別に確保しておくことがおすすめです。

40代で一人暮らしをする部屋のおすすめは?

初めての一人暮らし、間取りや広さなども気になりますよね。しかし、40代からの一人暮らしで心に留め置くべきキーワードは「快適に暮らせる最小限」です

一般的に一人暮らしに必要な部屋の広さは、25平米(15畳)以上から40平米(25畳)ほどだといわれています。あなたの生活スタイルによって適切な広さを選ぶとよいでしょう。

一人暮らしに必要な広さや間取りは、年代によって特に違いはありません。そして、部屋に求める条件も年代によってあまり変わりはありません。

「バス・トイレ別」「駅から近い」「室内洗濯機置き場」の条件について、どの年代でも重要視して物件選びをする傾向があります。

特に30代の場合は、この条件以上に少し背伸びをして物件選びをしがちなようです。

しかし、40代からの一人暮らしは、あなたが快適に感じる中での最小の広さや条件を選ぶことをおすすめします。

広ければ広いほど、掃除の手間や電気代のコストなどが増えるからです。条件をつければつけるほど、住居費は高くついてしまいます。

「これだけは譲れない」というものを明確にして、あなたが快適に暮らせる中での最小の条件にこだわりましょう。

そうすることで住居費や光熱費などのコストを減らし、老後を見据えた資金に役立てることができるのです。

ちなみに同じ40代の私が今一人暮らしするのに絶対に譲れない条件は「バス・トイレ別」「室内洗濯機置き場」「キッチンは二つ口のガスコンロ」の3点です。

年々寒さが体に堪えるようになったので、お風呂にちゃんと入らないと体調が保てません。日中は仕事をしているため、洗濯はもっぱら夜にします。

外に洗濯機があると、夏は虫が、冬は寒さが襲い掛かってきます。それに洗濯機の痛みや汚れも気になります。

健康的な生活の基本は自炊なので、ある程度のキッチンは必要、これがこの3点を譲れない理由です。

それ以外は多少築年数が経っていても、駅から少し遠くても妥協できます。

あなたの譲れない条件は何でしょうか?じっくりと考えてみましょう。

40代の私たちにとって、老後は少し先の未来にも思えるかもしれません。でも私たちは時間があっという間に過ぎてしまうことを知っています。

まだまだ元気で踏ん張りのきく今だからこそ、少し遠い未来が安心して暮らせるようにしっかりと選択していきましょう。

まとめ

  • 初めての一人暮らしには不安がつきものだが40代から始める場合は周りに相談しづらい
  • 40代で一人暮らしを初めてする前に一人暮らしの大敵は寂しさだと知っておくことが大切
  • 40代で一人暮らしを初めてする前にあなたに万が一のことがあった時は誰を頼るのか考えておくことが大切
  • 一人暮らしは自分との対話時間をたっぷりあるのであなたらしい生活を楽しむことが大切
  • 一人暮らしを始めるための貯金は最低でも50万円以上が必要である
  • 40代からの一人暮らしはさらに45~90万円程度の生活防衛費の備えがマストといえる
  • 快適に暮らせる中でコストを最小限におさえ老後も視野にいれて部屋を選ぶことが大切

どんな40代をあなたは過ごしているでしょうか?

そしてこれからの50代、60代をどのように過ごしていきたいと思っていますか?

私が想像していた40代は「いぶし銀」のイメージそのものでした。何事にも動じず、かっこいい大人で精神的にも経済的にもしっかりするものだと思っていたのです。

実際に40代を迎えてみると「いぶし銀」ではなく「いろんな色のごちゃまぜ」といった感じです。

経験を経て大きく色を変えた部分もあれば、昔から全く変わらないそのままの色の部分もあります。

年代を重ねるたびに、どんどん色が増えムラもでてきて、まるで無限の虹色のようだと感じています。

40代の今を生き、50代、60代へとさらにあなたの色を重ねていきましょう♪