昔のスマホやパソコンに電源をいれても、使用できずに困った経験をしたことはありませんか?
それは「過放電」といい、リチウムイオン電池の安全装置によって充電が受け付けられない状態になっているのです。
これって、過放電でもうダメかしら?
リチウムイオン電池の過放電の状態を救う復活方法はあります!
ネット上であげられていた復活方法には、「私見によります」「自己責任でお願いします」などといったコメントが添えられています。
これから紹介するものも、必ず効果があるものではないということは先にお伝えしておきます。
私は、電子機器に詳しくない素人です。
そんな私でも試せそうな、過放電した際の応急処置となる復活方法を調べてまとめました。
リチウムイオン電池が過放電したら復活方法を試そう!
スマホやパソコンやカメラなどの電子機器の過放電の可能性がある場合、まずは充電を試してみましょう。
過放電状態のバッテリーの充電を始めてからすぐには、充電の確認ができないことが多いようです。
けれども、次の復活方法で充電がうまくいったというケースがありましたよ。
- 機器の電源をオフにした状態にして、充電ケーブルを挿したまま数時間、または、数日おく
- 一度ケーブルを抜き、再び挿してみることを複数回試す
ケーブルを繋いで充電を始めたときに初めはうまくいかなくても、すぐに諦めないことですね!
この復活方法を試して、過放電状態になってしまった昔のスマホやカメラから、写真データを取り出せたというケースがありましたよ。
特段準備も必要なくいつも通り充電するだけなので、まずは試してみたい方法ですね。
しかし、無理に続けることは禁物です。
なぜなら、リチウムイオン電池が破裂したり発火したりする危険があるからです。
電子機器本体を充電ケーブルに繋ぐ方法の他に、リチウムイオン電池自体を充電する機器もあるようです。
値段もピンキリで海外製品など様々な扱いがあり、効果があったりなかったりするようでした。
ですが、私のように電子機器や機械に詳しくないのであれば、あれこれ復活方法を試さないことをおすすめします。
調べてみると、過放電状態になってしまったリチウムイオン電池の再生や、リフレッシュを行っている業者がありました。
<バッテリー再生>
劣化したバッテリーに対して電流を流したり、金属溶解剤を注入したりして、バッテリーを元通りにしようとする方法
<バッテリー・再生リフレッシュ>
劣化してしまったバッテリー内のリチウムイオン電池を取り出して、新品と交換する方法
いかがでしょう?
値段はピンキリですが、手っ取り早くプロの力を借りる方が安全で確実かもしれませんね。
私は以前、過放電した昔のノートパソコンの修理を業者に依頼し、データを取り出してもらった経験があります。
リチウムイオン電池の寿命
あなたは、リチウムイオン電池の寿命がどのくらいか知っていますか?
毎日使用するなど頻度が高い場合ですと、1~2年で交換する必要があります。
新品で購入しても、100%フル充電していたのにあっという間に残量が無くなっていることはありませんか?
私もスマホを購入して2年が経とうとする頃、すぐに充電がなくなってしまったためバッテリーを交換したことがあります。
また、1〜2年に限らず、充放電をする頻度やバッテリーの保管状態によっては、バッテリーが故障してしまうこともあります。
今使用している電子機器を長く愛用していくためにも、リチウムイオン電池が消費し切らないように気をつけて扱っていきたいですね。
リチウムイオン電池を過放電や劣化から守ろう!
リチウムイオン電池は、長期間充電をしないと電気が失われてしまいます。
それは、リチウムイオン電池は使用していなくても「自己放電」を行うからです。
バッテリー容量がゼロの状態で放置しておくと放電し続けてしまうので、いわゆる「過放電状態」となります。
この状態が長引くと電池の中にある銅箔が溶けてしまい、劣化に繋がってしまうのです。
今使用しているリチウムイオン電池を使用した電子機器を愛用するためにも、こうした過放電や劣化を防ぎたいですね。
高温や低温状態にしない
極端な高温状態や低温状態の環境にあるバッテリーは、ダメージを受けて劣化してしまいます。
- スマホの充電をしながら動画を観る、ゲームをする、アプリを操作する
- 外気温が高い車内で、カーナビ代わりにしたスマホに直射日光が当たり続ける
- 外気温が極端に低い中で、スマホを起動して写真を撮る
以上は全て、私が実際に行なったことです。
画面上に危険だという警告が表示されました。
充電しながらの操作や直射日光によって、バッテリーとても熱くなったことは想像できますよね。
ですが、スキー場でカメラを使用していたときに、低温で使用ができないと表示されたのは驚きでした。
長期間の保管をするときにも、極端な温度変化のない場所を選ぶようにして大切にしまうようにしたいですね。
定期的に点検する
バッテリーの劣化を防ぎ、長く使用していくためには定期的に点検することを意識しましょう。
保管した後、そのまましまいっぱなしで放置したままという状態は、過放電の状態になる可能性があります。
数ヶ月に1度は、電源をいれたり適切に充電したりすることで、状態や使用状況を確認していきましょう。
大量の写真やファイルを保存していたので、「そろそろ他のデバイスに移さないとな〜」と思っていた矢先の故障でした…。
こういうのって急にくるんですよね。
購入してから10年近く経っていたので寿命だったのかもしれませんが、充電しても全く動かないのは焦りました。
データを取り出す目的もありましたが、私は安心・安全にノートパソコンを復活させたかったので、業者に依頼してよかったと思っています。
こうなる前に、日頃電源をいれたり充電した状態で保管をしたりと、メンテナンスしておけばよかったなと反省です。
こうした過放電や劣化を予防するには、日々の充電の仕方にもコツがあるようです。
リチウムイオン電池を過放電から防ぐ充電のコツ3選
ちょっとしたコツですが、少し気を付けるだけでリチウムイオン電池を正常な状態で使用し続けることができますよ。
すぐに試せるものを3つ紹介しますので、ぜひやってみてください♪
充電の頻度を減らす
バッテリーの容量が十分にあるときは、充電を避けることです。
まだ容量があるのにこまめに充電を繰り返してしまうと、リチウムイオン電池がその状態を”パワー切れ”と記憶し、消耗が早まってしまいます。
バッテリーは使用していないときも自己放電を行っているため、残量はどんどん少なくなってしまうのです。
その結果、容量が0になるスピードも早く、0になった状態のまま放置することで過放電に繋がる恐れがあります。
頻度を減らし、容量がほとんどない状態で充電をするのが、バッテリーに負担をかけない正しい充電方法です。
充電が済んだら充電機器からなるべく早く外す
過放電と共に、気を付ける必要があるのが「過充電」です。
でも、このやり方は電池の消耗を促す行為なので、できれば避けた方がよい充電の仕方なのだそうです。
この過充電を防ぐためにも、充電状態を表すメーターが緑色になったら充電終了の目安になっています。
食事と同じで、充電も腹八分目が良いそうですよ。
確認できたら、なるべく早めに充電池を充電機器から外してあげましょう。
長期間保管をするときはバッテリー残量に注意!
長期間保管をする電子機器は、ある程度充電を行なった状態で保管しましょう。
先ほどもお伝えしたように、リチウムイオン電池は自己放電をしています。
そのため、残量が0%のまま保管をしてしまうと、放電が続いて過放電の状態になってしまうのです。
- 保管の際のバッテリー残量に気をつける
- 数ヶ月に1度電源をいれたり、充電をしたりする
取扱説明書に記載された充電時間の半分程度を目安に充電することで、良い状態で保管することができるのだそうですよ。
長期間保管する時には、ぜひ忘れずに行いたいですね。
まとめ
- リチウムイオン電池は使用していなくても「自己放電」をする特性があるため、残量がないまま放置してしまうと「過放電」となり故障に繋がる
- 電子機器が過放電した場合、電源オフの状態で充電したまま数時間または数日おいてみる、充電ケーブルを抜き差しする復活方法がある
- リチウムイオン電池が過放電したらあれこれ復活方法を試さずに、バッテリーの復活やリフレッシュを行う業者に依頼するのもおすすめ
- リチウムイオン電池を過放電や劣化から防ぐには、温度の変化がないようにすること、長期間の保管の際には充電残量に気を付けるようにする
- バッテリーを長く愛用するには、充電の頻度を減らすこと、充電が済んだらなるべく早くケーブルを外して「過充電」を避けることが大切
リチウムイオン電池が過放電したときの復活方法についてご紹介しました。
過放電してしまう前にも、日々使用している電子機器の使用の仕方や充電の方法を意識していきたいですね。
私も改めて、バッテリーを丁寧に扱っていきたいと思いました。
あなたも今からできるリチウムイオン電池の扱い方、ぜひ参考にしてみてくださいね♪