女性専用車両はいらないという意見がある?!そう考える理由を解説!!

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あなたは、女性専用車両がいらないという意見があることをご存じですか?私は、知りませんでした。

女性専用車両は、痴漢に遭いたくない女性にとっても、冤罪被害に遭いたくない男性にとってもいい仕組みだと思っていたので、いらないという意見には正直驚きでした。

しかし、調べてみると女性専用車両がいらないという意見は一定数ありました。

反対派の男性が、女性専用車両に乗って実際にトラブルになることもあるそうです。

女性専用車両がいらないというのはなぜ?

女性専用車両がいらないと思う理由が気になりますよね。

女性専用車両を反対する理由として最も多いのは、「男性差別を感じるから」というものです。

この記事では、女性専用車両がいらないと思う理由を紹介し、最後に女性専用車両のいらない社会について考えます。

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女性専用車両はいらないという理由

女性専用車両はいらないと考える人は多いの?

ネットの情報だと、男女ともに、女性専用車両は必要、もしくは賛成と考える人の方が多いようです。

しかし、明確に「いらない」「反対」と主張する意見もありました。

女性専用車両がいらないという人は、どういった理由でそういった主張をするのでしょうか?

ネットで調べたところ、女性専用車両はいらないと思う理由には、以下のようなものがありました。

  • 男性差別だと感じるため
  • 一般車両が混雑して不公平だから
  • 痴漢防止のための適切な手段でないと感じるため
  • 改札口に一番近い車両にいたい男性の迷惑になるため
  • 女性専用車両以外に乗る女性への誤った認識のため
  • 機能していないため

やはり、女性専用車両に対して何らかの不平等さを感じるからというものが多いようです。

世の中には「女性専用車両反対派=痴漢の加害者」と思っている人もいるようです。しかし、当たり前ですが、それは誤った認識です。

反対する理由には、納得できるものも多いですよ。それぞれの理由についてくわしく説明していきますね。

男性差別だと感じるため

女性専用車両はありますが、男性専用車両はありませんね。

痴漢の被害に遭うのは圧倒的に女性が多いので、仕方ない気もしますが、これを差別だと感じる人もいるようです。

男性側にも「痴漢の冤罪の被害に遭いにくくなる」というメリットはありますが、男性が乗る車両に女性がいないわけではないので、その可能性は0にはなりません。

そのため、痴漢冤罪の被害を受けないために、男性専用車両の設置を希望する声も多くありました。

私も夫が電車通勤をしているので、無実を証明するのが難しいと言われている痴漢冤罪はとてもこわいと感じています。

ただ、男性専用車両を導入したとして、上手く機能するかが心配です。

もしもうまく利用されず、男女共通の一般車両がより混雑するような状況になっては本末転倒ですからね。

一般車両が混雑して不公平だから

確かに、男性の乗客も多い中、女性専用車両があると一般車両の方が混雑してしまいますよね。

女性専用車両は、もともと通勤・通学時間などの混雑する時間帯に利用されることが多いです。

この時間帯は、誰でも余裕がなく、イライラしがちなので、余計に不公平感が強くなってしまうのかもしれませんね。

痴漢防止のための適切な手段でないと感じるため

女性専用車両は痴漢防止のために設置されたものですが、根本的な解決にはつながらず、適切な手段ではないと感じる方も中にはいるようです。

本来車両から追い出すべきなのは、「痴漢」であり「男性」ではないですものね。

その他の痴漢防止のための手段として挙がっていたのは、「電車内に防犯カメラを設置する」「私服警官などの見回りを強化する」といった方法です。

防犯カメラであれば、痴漢を抑止する効果があり、証拠を残すこともできるので、冤罪を減らすことにもつながるのでいいアイディアだと思いました。

私服警官については、ただでさえ混雑している電車の中に人が増えてしまう、人の目では限界があると思うので、ちょっと難しいような気がします。

改札口に一番近い車両にいたい男性の迷惑になるため

女性専用車両の位置は鉄道会社によって異なるようですが、改札口や階段やエレベーターから近いところに設置されているところがあるようです。

そのため、改札口に一番近い車両にいたいという場合でも男性は乗れないという事態が起きる可能性があります。

男性が、少しでも時間を無駄にしたくないと急いでいる場合や、具合が悪いといった場合、女性専用車両は迷惑だと感じるかもしれません。

ちなみに、女性専用車両は、小学生以下の男の子や、身体が不自由な方とその介助者の男性も利用できます。

しかし、大人の男性で、車いすや松葉杖など見た目ではっきりわかる状態でない限りは、周りの目が気になって女性専用車両にはなかなか乗れないのではないでしょうか?

事情があっても乗れない男性の気持ちを考えると、少し気の毒だなと思います。

女性専用車両以外に乗る女性への誤った認識のため

「女性専用車両以外に乗る女性は、痴漢されてもかまわない」と捉える人がいるから嫌だという声もありました。

痴漢防止のために女性専用車両があるのに、そこに乗らないってことは痴漢されてもいいってことでしょ?

痴漢は犯罪であり、到底許されるものではありませんが、実際にこんなことを考える人も世の中にはいるようです。

しかし、女性専用車両は、下記のような理由から乗車を避ける女性もいるようです。

  • 化粧や香水の臭いが強くて気分が悪くなる
  • ハイヒールで踏まれるのがこわい
  • 女性は体幹が弱い人が多く、将棋倒しになってしまう
  • 女性専用車両の存在を憎む人から文句を言われる
  • 自意識過剰と思われるのが嫌
  • 女性同士の争いで朝からイライラしてしまう

こういった様々な理由から、一般車両を選ぶ女性がおり、それ自体はいけないことではありません。

「痴漢されてもかまわない」はどう考えても絶対におかしいと思います。

ですが、「なんで女性専用車両があるのにわざわざ一般車両に乗るんだよ…」と思う男性がいるのは仕方ない気もします。

不公平感からこういった誤った考えを生み出してしまうのだとすれば、女性専用車両はいらないと考えになるのも納得です。

機能していないため

私は今まで電車通勤や電車通学を経験したことがないので、実態の現場を見たことがないのですが、ガラガラで機能していないという場合もあるようです。

女性専用車両がガラガラだと、その分無駄なスペースが生まれ、他の車両は混雑してしまいます。

普段満員電車のストレスを我慢しながら通勤している男性が、空いている女性専用車両を見てしまったら、「いらない」と感じるのは無理ないですよね。

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女性専用車両はいらないという知恵袋の声

女性専用車両はいるかいらないか論争はネットでかなりありました。

Yahoo知恵袋で、「女性専用車両」と検索すると、両方の意見があって、激しく言い争っています。

こちらの記事では、女性専用車両いらない派の知恵袋の声を2つご紹介します。

知恵袋の声その1

女性専用車両いると思いますか? 私はいらないと思います。邪魔です! 階段下りたら目の前に女性専用車両で乗れないとか朝の急いでる時にこれはめんどくさい なんで作ったの? 痴漢対策ならまず女性が変わろうよ ミニスカ履いて足だして、胸元開けて、あんな格好してたら痴漢もでるわな そんな恰好するなら覚悟して乗れって思う。いやならもっと違う格好しろって感じだわ! 作るなら男性専用車両も作ろうか笑 皆さんの意見も聞きたいです。

引用 Yahoo知恵袋

急いでいる通勤通学の時間帯に、一番スムーズに乗車できる位置にある車両が女性専用車両というのは不満が大きいようですね。

また、痴漢防止なら、女性専用車両ではなく、まずは自分自身でできる対策をしろという訴えです。

私も、ある程度の自己防衛は必要だと思います。

知恵袋の声その2

引用 Yahoo知恵袋

実際に電車通勤している方の「一般車両は混雑しているのに女性専用車両はいつも空いている」という声も知恵袋にありました。

また、女性が一般車両に乗ってくるのも理解できない様子です。

先ほども述べたように、女性があえて一般車両を選ぶのには様々な事情があると思います。

ただ、私が男性の立場だったら、満員電車でストレス満載の状況で、ガラガラの女性専用車両を避けて一般車両に乗ってくる女性がいたらイライラしてしまうかもしれないと思いました。

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女性専用車両はいらない社会とは?

女性専用車両がいらないと主張する意見には、納得できる部分もあるなと感じました。

しかし、女性専用車両の必要性を感じている人が男女共に多いのです。

それは、痴漢や冤罪の恐怖心からではないかと思います。

女性専用車両は、痴漢からの「とりあえずの避難所」になっているのです。

つまり、痴漢被害がなくなれば、女性専用車両がいらない社会となります。

これは、女性専用車両が必要だと思う人の希望とも重なるのではないでしょうか。

女性専用車両が導入される経緯

そもそも、女性専用車両が導入されるきっかけとなった事件があります。それは、1988年に起きた御堂筋線事件です。

電車内で痴漢の注意をした女性が、連れまわされ、マンションの建築現場で先のとがったのこぎりなどで脅され、強姦された事件です。

この御堂筋事件が「痴漢は犯罪だ」という認識を広め、様々な活動が行われた結果として、女性専用車両が実現したそうです。

女性専用車両がいらない社会のために

この経緯からもわかる通り、女性専用車両は痴漢被害があることを前提に設けられています。

女性専用車両は、「とりあえずの避難場所」であり、痴漢の根本的な解決にはつながりません。

痴漢行為がなくなれば、女性専用車両に関しては、問題は解決します。

しかし、残念ながら女性専用車両がいらない社会にはまだなっていません。

私は、今回この記事を書くにあたって、女性専用車両反対派の意見を調べる中で、女性専用車両がベストな方法だとは言い切れないと思いました。

女性専用車両反対派の男性が、わざと女性専用車両に乗ることで抗議してしばしばトラブルになってしまっている今の状況はよくないでしょう。

多くの人が、安心して電車に乗ることができる方法を考え続ける必要性を感じました。

まとめ

  • 女性専用車両は必要という人の方が多いが、いらないという人も一定数いて論争になっている
  • 女性専用車両がいらないと思う理由は、「何らかの不平等さを感じるから」というものが多い
  • ネット上で、女性専用車両いる派といらない派で争いが起こっている
  • 女性専用車両は痴漢被害を前提にしている
  • 女性専用車両がいらない社会のためによりよい手段はないか考え続けることが必要

私は電車を定期的に利用することがないため、女性専用車両の存在は知っていているものの、深く考えたことはありませんでした。

今回調べてみて、女性専用車両いらない派の意見も一理あると感じました。

ただ、今の時点で女性専用車両をなくしても問題が解決するわけではありません。

この記事が、誰もが安心して電車に乗ることができる未来についてあなたが考えるきっかけになれば嬉しいです。