あなたは、「自宅でカラオケのように思いっきり歌いたい」と思ったことはありませんか?
でも、自宅で大声で歌ってご近所さんと騒音トラブルになるのは絶対避けたいですよね。そのためにも、防音対策は必須です。
一人カラオケに行くという方法もあるけれど、毎回カラオケボックスに行っていたら出費がかさむし、時間もかかります。
自宅で周りを気にせず、気軽に歌う方法はないかしら?
そのお悩み、防音グッズを自作することで解決できます!この記事では、防音グッズをできるだけお金をかけず、簡単に自作する方法をご紹介します。
この記事を読んで、防音グッズを自作して、周りを気にせず思いっきり自宅でカラオケを楽しみましょう♪
自宅カラオケ用防音グッズを自作するメリットとは?
一人カラオケに行ったり、市販の防音グッズを買ったりするのと比較して、自宅でカラオケする用の防音グッズを自作するメリットは何なのでしょうか。
私が考えるメリットは、「費用が安く済む」「好きなときに歌うことができる」「自分にぴったりのものができる」の3つです。
費用が安く済む
一番最初に思い浮かぶのは、費用が安く済むということでしょう。
防音グッズを自作すれば、カラオケボックスに通ったり、市販のものを買ったりするよりも費用を抑えることができますよ。
カラオケボックスに行くと、もちろん料金がかかりますよね。
地域によって差がありますが、30分という短い時間でも、大体120円くらい。休日や祝日だと200円を超えるところもあります。
フリータイムにすると、1,500円くらいはするでしょう。
それに加えて、交通費もかかるとなると、相当な金額になってしまいます。
今は、自宅でもカラオケが楽しめるように市販の防音グッズもたくさん発売されています。
ですが、こういった商品は、本当に価格に見合った効果があるのか不安だし、あまりお金はかけたくないというのがあなたの本音ではないでしょうか?
市販の防音グッズの共通点は「カラオケの声が外に漏れない仕組みになっている」ということです。逆を言えば、それさえできれば、いくら安物でも自作でも、問題ないわけです。
あなたも一度は、布団に顔を押し付けて、誰にも聞こえないように泣いたり、むしゃくしゃした気持ちを大声で叫んだりしたことがあるのではないでしょうか?あれと原理は同じです!
ですから、わざわざカラオケボックスに行ったり、高い商品を買ったりしなくても、防音グッズを自作することで、費用を安く抑えることができます。
いつでも好きな時に歌うことができる
自宅カラオケ用の防音グッズを自作すれば、いつでもあなたの好きな時に歌うことができます。
仕事でストレスが溜まって、今すぐ歌って発散したい!
流行りのあの歌を練習したい!
「だけど、カラオケボックスに今から行くのは面倒くさい…」そんなときありますよね。
自宅では、家族に煙たがられるし、ご近所さんの迷惑になるから歌うのは難しい。
そんなときに、防音グッズがあれば、出かけられないときでも周りを気にせず歌えます!
わざわざ作るのは面倒くさいと思うかもしれませんが、一度作ってしまえば、何度でも自宅で使うことができます。
長い目で見れば、毎回カラオケボックスに行くよりもずっと楽だと思いますよ!
自分にぴったりのものができる
防音グッズを自作すれば、自分にぴったりのものを作れます。
市販されているものだと、微妙に自分の思っているのと違うということがありえます。
例として、以下のような内容がありますよ。確認しておきましょう!
- 防音マイクを買ったけど、口の形が微妙に違うため、フィットしない
- この防音ボックスは私の家にはちょっと大きくて、設置できない
防音グッズを自作すれば、このようなお悩みも解決できます。
サイズや形はすべてあなたの思い通りにつくることができますからね!
自宅カラオケ用に防音マイクを作ろう!
それでは早速、実際の防音グッズの作り方を説明します。
まず、一つ目は「防音マイク」です。「消音マイク」や「ミュートマイク」とも呼ばれています。
防音マイクとは?
防音マイクとは、その名の通り、音量ボリュームを小さくするマイクのことです。
一般的なマイクの音を拾う部分にカバーが装着されており、その部分を口にはめて使うことによって、防音できる仕組みになっています。
カバーがあるだけで防音効果があり、自宅でも心置きなく歌えるのは嬉しいですよね♪
防音マイクは100均の材料で作れる!
ただ、そんなに使う頻度も高くないし、安く済ませたい!というあなたには、100均の材料で防音マイクを作ってみるのもおすすめです!
防音マイクの材料は以下の通りです。すべて100均と自宅にあるものでOKですよ♪手軽に済ませられるのが嬉しいですね!
- メガホン★
- フロアマット★
- スキマテープ(5メートル)★
- タオル
- 輪ゴム
- ガムテープ
★印をつけた、「メガホン」と「フロアマット」、「スキマテープ」は100均で買うことができます。選び方のポイントを説明しますね。
「メガホン」は、防音マイクの母体になります。そのままの形で使用するのではなく、はさみで切って使用します。そのため、軽くてはさみで加工しやすいものを選んでくださいね。
「フロアマット」も、メガホン同様はさみで加工して使うので、あまりゴツイものではなく、扱いやすそうなものを選びましょう。
「スキマテープ」とは、窓の隙間をふさぐテープのことです。20~25cmのものを20本くらい使用するため、5mくらい必要になります。
それ以外はすべて自宅にあるものでOKなので、なんと330円(税込み)でできちゃいますね!
市販だと5,000円くらいかかることを考えると、とってもお得です。
100均の材料で防音マイクを作る方法!
それでは、防音マイクの作り方を詳しく見ていきましょう!ポイントも抑えていきますね。
1.メガホンを口元に合うようにカットする
市販の防音マイクを見ると、口元にフィットする形になっています。人それぞれ顔の形が異なりますので、あなたの口元にぴったりフィットするようにはさみでカットしてください。
最終的にタオルを巻くので、けっこう深めにカットして大丈夫です。
ぴったりフィットするようにカットすれば、防音効果が高まります。
市販のものだと、どうしても微妙にずれが生じてしまいますが、自作すれば自分にぴったりのものができます。自作するからこその嬉しいポイントですね!
2.スキマテープをメガホンの口元から先までの長さ(20~25cmくらい)に20本切る
スキマテープが少し余ると思いますが、それもあとで使うので、捨てずに取っておいてください。
3.切ったスキマテープをメガホンの内側に貼り付けていく
できるだけ間隔をつめて、全体に貼ってください。
貼っていくと、だんだん口元の方がぐちゃぐちゃになってきますが、気にしなくて大丈夫です!(むしろギュウギュウにつめこむとよいです)
どうしてもできてしまうすきまには、はみでたテープや、先ほど余ったテープを切って貼って、とにかくメガホンの内側が見えないくらいに貼ってください。
4.適当にカットしたフロアマットを丸めて、メガホンの内側に入れる
フロアマットが大きければカットして、メガホン型に丸めます。丸めたものをメガホンの内側に入れます。
外にはみ出た部分は、外側に裏返して、余分な部分ははさみでカットしてください。
5.折り返したフロアマットの端を、ガムテープでとめる
見た目より、使いやすさが大事なので、うっとおしいピロピロした部分をガムテープで適当にとめてください。
6.余ったフロアマットを小さくカットし、口元の部分のすきまにつめて、ガムテープでふさぐ
余ったフロアマットを小さくカットして、丸めて、口元にできたすきまに入るだけ入れてください。
そして、最後に口元を覆うようにガムテープでとめましょう。
7.タオルをメガホンの中に入れて、出た部分は外側に巻きつけて、輪ゴムでとめる
タオルの役割は口元の保護することと、吐息で濡れるのを吸収することです。
こちらのタオルは、定期的に交換することで清潔に使えますよ。
全体的に言えることは、きれいにつくろうとしないで大丈夫ということです。見えるのは、最後のタオルの部分だけですからね!
それよりは、「すきまがないように埋める」ということを意識すると、防音効果の高いマイクが出来上がります。
防音効果
こちらの自作の防音マイクの防音効果は、かなりのものでした!
市販の防音マイクと比べても劣りません。自作なのに驚きですよね。
具体的に言うと、カラオケで歌うように大声を出しても、普通に話しているときの声くらいになります。
大声が会話のときと同じくらいの声量になるのであれば、アパートでも気にせず歌うことができますね。
問題点
防音マイクにも、以下のような問題点があるようです。
- 呼吸をするのにコツが必要
- 声がこもって聞こえる
- ずっと持っていなければいけない
<呼吸をするのにコツが必要>
当たり前ですが、このマイクを口元におさえつけたままだと口呼吸ができません。息を吸い込みたいときは、マイクをタイミングよくさっと離す必要があります。
慣れてしまえば簡単ですが、コツをつかむまでは少し大変かもしれません。
<声がこもって聞こえる>
こちらも仕方ないのですが、声がこもったように聞こえるため、気持ち悪く感じるかもしれません。
あくまで歌の練習が目的という方は、このままで問題ないでしょう。ただ、カラオケのように気持ちよく歌いたいという方もいますよね。
そんな方には、小型のマイクを仕込むという方法があります。マイク端子に差し込めば、自分の声をイヤホン越しに聴いたり、録音したりすることもできます。
<ずっと持っていなければいけない>
当たり前ですが、マイクはずっと持っていなければなりません。そのため、鼻歌気分で、別の作業をしながら歌うということはできません。
別の作業をするわけではなくても、防音のためにはずっと口元をおさえている必要があるので、ちょっと手がつかれるかもしれません。
おすすめの方
以上のことから、防音マイクは、こんなあなたにおすすめです。
- とにかく安く済ませたい
- 今すぐ簡単に防音グッズを作りたい
- 自宅に防音室を用意するスペースがない
- カラオケのように気持ちよく歌うというよりは、歌の練習がしたい
自宅カラオケ用に防音室を作ろう!
次にご紹介するのは、防音室です。防音室と言っても、折り畳みができるもので、調べた中で簡単にできそうなものをご紹介します。
折り畳み式防音室とは?
折り畳み式防音室とは、その名の通り、簡単に折り畳んで運ぶことができる簡易的な防音室です。
ネットで紹介されている自作の防音室の多くは、壁にベニヤ板を使っていましたが、ベニヤ板はけっこう重く、移動も加工も大変です。
今回紹介する折り畳み式防音室は、壁が段ボールでつくられているため、引っ越しのときはもちろん、普段の掃除のときでも簡単に移動できます。
自宅に本格的な防音室をつくるには、数百万単位でお金が必要になりますが、こちらの方法で作れば約5万円でできます。
それでもちょっと高いと感じる方もいるかと思います。ただ、一度防音室を作れば、その後は音漏れを気にすることなく、自宅で何度でも無料で歌の練習ができます。
長い目で見れば、毎回カラオケボックスに行くよりは、ずっと安く済むのです。
自宅に防音室をつくる際の費用についてはこちらの記事も参考にしてください。
材料
折り畳み式防音室の材料は以下の通りです。防音マイクよりも馴染みのないものが多いですが、すべてホームセンターで入手できます。
- 吸音材
- 遮音材
- 段ボール
- 補強用角材
- ロープ(吸音材張り付け用)
- フロアマット
- 床用防音マット
- マジックテープ
- ガムテープ
- 強力両面テープ
- 釘
この中で費用の半分以上を占めるのが「吸音材」です。
安く済ませたい方は、段ボールで作る方法もあるようですが、非常に手間と時間がかかります。
1枚つくるのに1時間以上かかり、これを100枚近くつくる必要があります。
そのため、今回は、市販の吸音材を使ってつくる方法をご紹介しますね。
作り方
1.段ボールで壁を作る
段ボールを二枚重ねにして、壁をつくります。段ボールは強力両面テープで張り付けてください。
壁の高さは、自分の身長+30cmくらいでOKです。
2.出入り口をカットする
3.壁の外側に支柱となる角材を張りつける
壁の外側に、角材を8本ガムテープで張りつけて支柱にします。
4.壁の内側に吸音材を張り付ける
1の段ボールと吸音材に、目打ちで穴を空けます。その穴にロープを通して壁に張りつけます。出入口の部分はカットします。
5.壁の外側に遮音材を張り付ける
遮音材を適当な長さにカッターで切り、強力両面テープで壁の外側に張り付けます。出入口の部分はカットしましょう。
6.天井を作る
壁と同じやり方で、天井を作っていきましょう。
7.床にマットを敷く
8.マットの上に防音室を組み立てる
9.天井を乗せる
10.防音マットを敷く
このように、基本カッターとガムテープで作ることができるので、工作感覚でできます。
一人で作るとしても、1週間あれば完成できるでしょう。
防音効果
こちらも、防音効果は高いです。防音室内でかなり大きな声を出したとしても、隣の部屋に行ってしまえばほとんど聞こえなくなるようです。
これなら安心して大きな声で歌うことができますね。
アパートに住んでいる場合も、隣の家の人に聞かれるかもという心配をしなくても済みそうです。
問題点
こちらの折り畳み式防音室には、以下のような問題点があります。
- 作るのが少し大変
- けっこうな場所を取る
- まあまあ費用がかかる
<作るのが少し大変>
本格的な防音室を自作するよりは簡単にできるとはいえ、先ほどご紹介した防音マイクに比べると、かなりつくるのが大変です。
工作が得意な方なら問題なくできるでしょうが、工作があまり得意でない方や慣れていない方には少し難しいかもしれません。
<けっこうな場所を取る>
分解できるし、移動もできるので本格的な防音室を設置するよりはかなり省スペースで済みます。
ですが、完成すると電話ボックスくらいの大きさ(0.5畳くらい)はあるので、それなりの広さは必要になります。
<まあまあ費用がかかる>
自宅に本格的な防音室をつくるのに、数百万単位でお金が必要になることを考えれば格安ですが、それでも5万円くらいはかかります。
これはけっこうな大金ですから、作るにはそれなりの覚悟が必要ですね。
おすすめの場合
折り畳み式防音室は、どのような場合におすすめなのかまとめてみました。
- カラオケで歌うときと同じように気持ちよく、歌いたい
- 声がこもったり、息苦しかったりするのはどうしても耐えられない
- 防音室が欲しいが、引っ越しをする予定がある
- 工作が好き
絶対ではないですが、これらが当てはまる場合は、特に折り畳み式防音室がおすすめです。
まとめ
- 自宅カラオケ用防音グッズは自作できる
- 防音グッズを自作すれば、費用は安く抑えられ、自宅で好きなときに歌うことができる
- 防音グッズを自作することで、自分にぴったりのものができる
- 防音マイクは、とにかく安く簡単に作りたいという方におすすめ
- 折り畳み式防音室は、カラオケのように気持ちよく歌いたいという方におすすめ
大きな声で歌うことは、日頃のストレス発散になります。また、防音グッズを使えば、歌の練習も自宅で気兼ねなくできますね。
ぜひこの記事を参考にして、あなたにぴったりの防音グッズを作って、自宅でカラオケを思いっきり楽しんでください♪