ホーローの調理器具は普段からお使いですか?鍋や保存容器など、いろいろな種類の調理器具がありますよね。
重くて扱いづらいので敬遠されがちですが、保存容器でも他の素材ならダメな直火ができたり、使ってみると重宝しますよ。
私の家では以前から、ホーローの鍋や保存容器を煮炊きや食品の保存などで使っています。カレーを保存する時など、そのまま火にかけられて便利です!
でも、ホーローって鍋やパン、ケトルなど、直火にかけて使うものが多いイメージですが、直火がダメな場合もあるんです。
素敵なお鍋とかいろいろ種類が揃っているホーローを上手に使ってみたいけど、直火がダメなのってどんな時なの?
今、流行りのホーローの調理器具について、そのメリットやデメリット、便利な使い方についてご紹介します!
ホーローは直火がダメって本当?使うメリットって?
ホーローってどのような構造をしてて、どのように作られているかご存じですか?構造を知ると最適な使い方とダメな使い方がわかって、便利に使うことができますよ。
ホーローは漢字では「琺瑯」って書きます。漢字は書くのも読むのも難しいので、いつしか「ホーロー」と記されるようになったようです。
鉄やアルミニウムなどの金属材料の表面に、シリカなどを主成分とするガラス質の釉薬を高温で焼き付けたものがホーローです。
金属の表面にガラスを密着させているので、ガラス器具のような独特なきれいな光沢があるんですね。
ホーローの歴史はとても古く、紀元前1425年頃に作られたと思われるホーロー製品が、ギリシャ領ミコノス島で発見されています。
あのツタンカーメンの黄金のマスクの表面にも、ホーローと同じ加工がされているそうです。あまりの歴史の長さにびっくりです!
金属とガラスのコラボレーションですので、どちらの良い所もあわせ持った丈夫な素材として、食器や調理器具などに多く使われています。
こんな金属とガラスの合わせ構造と性質を持つ、ホーローのメリット、デメリットを以下にまとめてみました。確認してみましょう!
メリットの多いホーローですが、やはり、デメリットもあるので、よく理解しておきましょう。
「野田琺瑯」や「ル・クルーゼ」「バーミキュラ」が流行り、最近ではすっかりメジャーになったホーロー。
キャンプの流行もあって、スポーツ用品店やホームセンターのキャンプ用品コーナーでは、おしゃれなマグやミルクパンなど多く見かけるようにもなりました。
今どきのおしゃれなホーローが出てくるずっと前から、使い勝手が良く、丈夫な調理器具として、多くの家庭で使われてきたホーロー。
ホーローの調理器具が多くの家庭で使われるようになった一番の理由は、「直火の使用が可能」なところなのでは、と私は思っています。
でも、ホーローは直火とオーブンの使用ができるって言っても、ホーロー鍋以外の調理器具だったら、直火はやっぱりダメでしょ…
ホーローの調理器具なら鍋やケトル、パンなどに限らず、バットや保存容器などのアイテムでも、基本的に直火はOKなんです。
しかし、直火で使うときには、特に、直火にかける時の容器の温度と火との温度差に気を付けなければなりません。
冷蔵庫から取り出して、キンキンに冷えた状態のまま直火にかけるのは絶対にダメです。表面のガラス質が急激な温度変化に弱いので、ヒビや傷の原因になります。
冷えたガラスのコップや器に熱湯を注ぐと、ヒビが入ったり、ひどい時には割れたりするのと一緒ですね。
冷蔵庫で冷えたホーローを再加熱するなら、手間でも室温程度まで温度が上がるのを待って、直火にかけるようにしましょう。
また、テフロン加工した調理器具と同じで、ホーローも空焚きは厳禁です。表面のガラス質に悪影響を及ぼします。
もし、間違えて空焚きしちゃった!となっても、慌てて水をかけたりしないように。急激な温度変化は禁物です。室温程度に下がるまで、ゆっくり自然放熱を。
ホーローは直火OK!上手に使って時短調理を!
直火OKなホーローの調理器具を上手に使うことで、日々忙しいあなたにも手抜きせず、調理時間の短縮を叶えることができます!
忙しい毎日の中で、少しでも時間をかけず調理するため作り置きをしているなら、ホーローの保存容器が最適です。
ホーローならそのまま直火やオーブンもOKですので、鍋や耐熱容器に移す手間や、洗い物を減らすことができます。
煮物やスープなら、深型の保存容器が便利ですよ。最近、よく見かけるホーローの保存容器は、デザインもシンプルなので、食器代わりにそのまま食卓に並べてもOKです!
シンプルなデザインで直火がOK、使い勝手の良いホーローの保存容器なら、野田琺瑯の「ホワイトシリーズ レクタングル深型密閉蓋付」がおすすめです。
同じシリーズでS~Lとサイズも揃っているので、冷蔵庫で保存している時や片付けの際にもコンパクトにまとまります。
直火調理の他に、ホーローの保存容器を使うおすすめの場面として、下ごしらえがあります。
酸や塩分にも強いので、保存容器でマリネや味付けをして、そのまま食卓へ。残ったらそのまま保存できるので、手間と洗い物が減らせます!
また、匂いが移りにくい特徴を生かして、漬物に使うのもOKです。私の母はホーローの漬物用容器を使って、自家製ぬか漬けを作っています。
容器ごと冷蔵庫で保管していますが、冷蔵庫内にぬか漬けの匂いは全く漏れず、雑菌も増えにくいので、いつでもおいしいぬか漬けが手軽に楽しめますよ。
なお、保存容器のメーカーによっては、直火にかけられないものもあるので、使用方法をよく確認してからお使いください。
ホーローで直火可能なニトリのアイテムを紹介!
ホーローの調理器具って昔から使われているものなので、直火で使える鍋やケトル、バット、保存容器などなど、いろいろ種類があります。
今流行っている高級なホーロー鍋は見た目もオシャレだし、サイズを揃えてキッチンに置いたら素敵ですよね。でも、お値段が高くてなかなか手が出せません!
オシャレな高級ホーロー鍋も素敵ですが、コスパ良く手に入れたいなら、シンプルで使いやすいデザインのニトリのホーローの調理器具がおすすめですよ!
ニトリではホーローの調理器具として、両手鍋、片手鍋、ミルクパン、オイルポットがあります。
いずれも白一色のシンプルなデザイン、使いやすいサイズですので普段使いにもピッタリです。ニトリだからお手頃な値段もGoodですね。もちろん直火OKです。
いつまでも良い状態で使うためには、先にご紹介した直火で使うときの注意事項を必ず守ってください。あわせて、正しいホーローの取り扱いも覚えておきましょう。
<ホーローを長持ちさせるために>
- 洗う時には中性洗剤と柔らかいスポンジで、表面のガラス質に傷をつけないよう優しく洗う
- 熱い状態で水をかけるなどの急激な温度変化を避け、常温まで冷ましてから洗う
- 焦げ付きができたら、熱湯で柔らかくしてから落とす
- ガラス質の釉薬がかかりにくい、フチに水分が残ると錆の原因になるのでしっかり乾かす
ホーローを直火で使うならキャンプがおすすめ!
ホーローの調理器具と聞くと、キャンプ用品が目に浮かぶのでは?丈夫で直火にかけられるホーローは、キャンプにピッタリですね。
ホーローの見た目って、キャンプなどのアウトドアのシーンに雰囲気がよく合いますよね。見た目だけではなく、丈夫なところもまさにアウトドア向けです。
キャンプでの楽しみの一つに食事があると思います。その準備から後片付けまで、ホーローの調理器具ならキャンプで大活躍します。
キャンプではホーローの調理器具を上手に使うことで、いろいろな手間を省くことができます。限られた道具や資源でキャンプを楽しむためにも、ぜひ、使ってみてください。
下ごしらえからホーローのバットや保存容器を使えば、そのまま直火で調理ができます。完成したらそのままテーブルに出しても、ホーローならアウトドアな雰囲気を壊しません。
食事の後も手間を減らせます。余った分はそのまま保存、次の日にはまたそのまま直火調理に。余分なボールや鍋など使わないので、後片付けも楽です。
ホーローなら使ったあとの調理器具の汚れが落ちやすく、洗いやすいのもアウトドア向け。匂いもつきにくいので、いろいろな料理に使えますよ。
必要なアイテムを最低限の数だけ揃えて、キャンプをなるべく身軽で楽しみたいなら、ホーローのキャンプ用品を揃えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
- ホーローは金属の表面にガラス質を結合させた、熱に強い丈夫な素材
- ホーロー鍋以外は直火がダメではなく、ほとんどの調理器具で直火やオーブンでの使用が可能
- ホーローは急激な温度変化や衝撃に弱いので、取り扱うときには注意が必要
- キャンプには丈夫で直火OKなホーローが大活躍
私にとってホーローは、物心ついた時から普通に使っているので、とても身近な調理器具です。
私の家では今でも昭和なデザインのホーロー鍋やバット、保存容器が現役ですので、丁寧に手入れして使えば、本当に長持ちするんだなと実感しています。
ホーローを今まで使ったことがなく、身近な存在ではないと「鍋ならわかるけど、保存容器も直火ってダメだよね」ってにわかに信じられないかも。
ホーローにとって絶対にダメなことは「急激な温度変化」と「衝撃」です。ホーローのメリット、デメリットをよく理解し、ぜひ、使ってみてください。
便利なホーローを使って調理時間を短縮することで、自由な時間を作ってみては。空いた時間で趣味を楽しんだり、好きなことをしたり、充実した生活を送りましょう!