離乳食初期から始めて、口に入れること飲み込むことに慣れてきたら、いよいよ離乳食中期のスタートです。
離乳食中期の目安の月齢は、生後8ヶ月頃と言われています。
8ヶ月頃になると、少しずつ食べることにも慣れ、食に興味がでてくる時期になります。
その為、離乳食も初期より食材の種類を増やしたり、味付けをしたりとバリエーションを増やしていきます。
8ヶ月の離乳食の味付けはどうすればいいの?
8ヶ月の離乳食の味付けには、醤油、砂糖、味噌、塩を風味付け程度に使えるようになります。
今回は、8ヶ月の離乳食の味付けや、おすすめの食材やレシピを紹介します。
ぜひこの記事を参考にして、赤ちゃんが楽しく食べてくれる離乳食を作りましょう!
8ヶ月の離乳食の味付けは?使えるお出汁も紹介
8ヶ月の離乳食の味付けには、醤油、砂糖、味噌、塩が使えます。
ただし、基本的に8ヶ月の離乳食の味付けは、風味付け程度に抑えましょう。
醤油、味噌の場合は指先につくかつかないか程度で、砂糖、塩の場合は指先で軽くひとつまみの極少量の味付けにしましょう。
食材に調味料だけの味付けで、美味しいのかな?
基本、8ヶ月の離乳食の味付けは、直接調味料をかけるのではなく、お出汁と調味料の組み合わせが多く使われます。
「旨味」がでるお出汁をとって、そこに風味程度の調味料をプラスする形が基本となります。
おかゆに醤油、野菜に塩だけでは、味のパンチも強すぎですし、美味しくないですよね。
月齢によって使用できるお出汁の種類がこちらです。
離乳食初期(5ヶ月、6ヶ月から) | 昆布出汁、野菜出汁、干し椎茸出汁 |
離乳食中期(7ヶ月、8ヶ月から) | かつお出汁 |
離乳食後期(9ヶ月、10ヶ月から) | いりこ(煮干し)出汁 |
8ヶ月になると、昆布出汁、野菜出汁、干し椎茸出汁とともにかつお出汁も使えるようになるので、味付けの幅が増えてきます。
これらのお出汁に風味付け程度に少量の醤油、味噌、砂糖、塩の調味料で味付けをしてください。
ただし、全てに味付けをするのではなく、野菜や果物などの糖を含む食材には、もともとの素材の持つ甘味を活かすことも大切です。
また、うどんや素麺は生地に塩が練りこまれている為、味付けに塩は使わず、お出汁のみで仕上げましょう。
8ヶ月の離乳食におすすめのレシピを紹介
ここでは、8ヶ月の離乳食で使えるお出汁と調味料を使ったレシピを紹介していきます。
8ヶ月になると飲み込むこともなれてくるので、食感のある食材にも挑戦していく時期になります。
慣れない食感にさらに味もついていない離乳食だと、赤ちゃんも食べたがらないはずです。
せめて食欲をそそる味付けをして、沢山食べてもらいましょう。
鶏ささみとカブのすりおろしあえ
<材料>(一食分)
- 鶏ささみ 10g
- 片栗粉 小さじ1/8
- 水(加熱用) 大さじ1
- カブ 20g
- カブの葉 5g
- 水(加熱用) 大さじ1
- 昆布だし 小さじ1
- 味噌 小さじ1/3
<作り方>
- カブは皮をむいて、鶏ささみは筋を取り除いておく
- カブをすりおろし、カブの葉はみじん切りにする
- 耐熱容器にカブの葉と水をいれ、ラップをふんわりとかけ500Wの電子レンジで40秒加熱し水気を切る
- 耐熱容器にすりおろしたカブをいれ昆布出汁と味噌を加え、500Wの電子レンジで30秒加熱する
- 耐熱容器に鶏ささみに片栗粉と水を加え混ぜ、ラップをふんわりとかけ500Wの電子レンジで30秒程、中に火が通るまで加熱する
- 鶏ささみをすり鉢ですりつぶし、カブとカブの葉を加え和える
- 器に盛りつけて完成
8ヶ月になると鶏ささみも試せますが、飲み込むのに少し苦労するので、とろみをつけて飲み込みやすくしてあげましょう。
鶏ささみも、カブも素材自体に味がないので、お出汁と少量の味噌で味付けをすると、食べやすくなりますね!
鮭と海苔のおかゆ
<材料>(一食分)
- お米 0.5号
- 人参 1/3本
- 刺身用サーモン 5切れ
- かつお出汁 大さじ1
- 醤油 小さじ1
- 海苔 1/2枚
<作り方>
- 人参をみじん切りにする
- お米を研ぎ、0.5号の線まで水を入れる
- 人参、刺身用サーモン、かつお出汁、醤油、海苔を入れる
- おかゆモードに設定して炊飯器のスイッチをおす
- おかゆが炊けたら、混ぜ合わせて完成
鮭も単体では、飲み込みにくいのでおかゆを混ぜると食べやすくなりますね。
いつものおかゆも、このレシピの様にお出汁と醤油で雑炊に早変わりし、沢山食べてくれるはずです♪
普段の離乳食に飽きたり、食べなくなったりしたら、少し味付けをするだけで、赤ちゃんもパクパク食べてくれるかもしれません。
是非、8ヶ月の赤ちゃんにおすすめレシピを試してみてくださいね!
8ヶ月の離乳食にパンは与えていいの?
8ヶ月の離乳食で赤ちゃんにパンを与えてもいいの?
8ヶ月の赤ちゃんには主食となるパンは与えて大丈夫です。
始めはおかゆからスタートし、慣れてきたら日によって主食をパンに変えてみましょう。
一番初めに試す場合は、小麦粉アレルギー反応が出る場合もあります。赤ちゃんの体調をみて、ごく少量からスタートしてください。
その他にも、8ヶ月の離乳食には、炭水化物、タンパク質、ビタミン、ミネラルの食材を与えてください。
栄養素別に、それぞれのおすすめ食材を紹介していきます!
炭水化物
炭水化物は、赤ちゃんの脳と体を動かす為に必要な栄養素になります。
脳の発達が目覚ましい時期なので、主食となる米やパンを始め、炭水化物はしっかり与えてくださいね。
<おすすめ食材>
- 米・パン
- そうめん
- うどん
- パスタ
- コーンフレーク
- オートミール
米、パンはもちろん、食物繊維が豊富なオートミールもおすすめです!
タンパク質
タンパク質は体を構成する為に必要な栄養素になります。
タンパク質は不足すると、体を作る材料が少なくなりますのでしっかり与えてくださいね。
<おすすめ食材>
- 白身魚
- 鶏、豚、牛肉
- 豆腐、納豆、卵
- プレーンヨーグルト
- カッテージチーズ
豆腐やヨーグルトは、比較的食べやすい食材なので、これらから始めてみるのがいいでしょう。
スーパーに行くと、赤ちゃん用のヨーグルトが数多くあり、離乳食で重宝しましたよ!
ビタミン
ビタミンは、糖質、脂質、タンパク質の代謝を円滑に進めるために必要な栄養素になります。
ビタミンは体内からは合成できないため、食品からしっかりと接種しましょう。
<おすすめ食材>
- ほうれん草
- さといも
- トマト
- いちご
- りんご
さといもは滑らかなので、食べやすい食材ですね。
リンゴやいちごは、すりおろしてヨーグルトに混ぜると喜んで食べてくれましたよ。
ミネラル
ミネラルは、臓器や細胞の活動をサポートしてくれる栄養素になります。
不足すると熱中症などの症状が現れたりするので、体の不調を防ぐためにしっかり与えましょう。
<おすすめ食材>
- じゃがいも
- 大根
- 人参
- バナナ
バナナは離乳食には欠かせない食材ですね!出かける時は必ず、バナナ1本をバックに忍ばせていました!
じゃがいも、大根、人参は一緒に茹でて、お出汁を少量の味噌で味付けするとお味噌汁になりますね。
8ヶ月の離乳食は、1日2回が目安になります。その2回でさまざまな栄養素を与えなければなりません。
パンや米が主となる主食はもちろんのこと、主菜、副菜のバランスを整えて、しっかりと与えていきましょう。
しかし、毎日をきちんとやるのは大変ですよね。たまにはベビーフードに頼りながら、焦らずゆっくり楽しみながら離乳食を進めてくださいね。
まとめ
- 8ヶ月の離乳食の味付けには、醤油、砂糖、味噌、塩が使える
- 8ヶ月の離乳食の味付けは、ごく少量で風味付け程度に使う
- 8ヶ月の離乳食は、炭水化物、タンパク質、ビタミン、ミネラルを意識し、しっかりと与えていく
8ヶ月の離乳食中期になると、色々な味付けにも挑戦でき、レパートリーも増えてきますね。
時には、食べてくれない時もあり、献立に悩んだりもすることもあると思います。
そんな時は、この記事を思い出し、普段の食材に少し味付けを変えてみてください。
その少しの工夫で、パクパク食べてくれるかもしれません!
赤ちゃんの体を作る為の大切な離乳食ですが、食べる量や進め方は、赤ちゃんによってさまざまです。
食べてくれないからと言って、焦ることは全くありません。
赤ちゃんのペースに合わせて、ゆっくり楽しみながら離乳食を進めてくださいね!